絵画

絹本著色藤堂高虎像


絹本著色藤堂高虎像 画像
【指定区分】国指定
【種別】絵画
【所在地】長田
【指定年月日】明治39年4月14日

解説

中央下に衣冠束帯の端座した藤堂高虎の肖像が描かれている。白髪に黒の冠をつけ、纓は長く垂れている。顔は白髯老顔、衣は黒色で浅葱色の指貫をはき、右手に笏、左腰には太刀を帯びている。背景は金彩、麻葉つなぎの中に丸に五枚蔦文が施された幕が絞られ、その間に山水が描かれている。絵の上部に「権大僧都高山(中略)三国伝灯大僧正天海」の賛辞があり、装裏には「奉表補高山道賢之像俗名藤堂和泉守高虎公 時寛文十一辛亥歳(1671)八月時正 伊州阿閇郡長田庄医王山西蓮寺常住 真雅修之」と墨書がある。寺伝によれば、絵は藤堂藩の画師曽谷宗浄の筆で、真雅は西蓮寺16世とされる。
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歴史探訪 西蓮寺