木造阿弥陀如来坐像

木造阿弥陀如来坐像


木造阿弥陀如来坐像 画像
【指定区分】県指定
【種別】彫刻
【所在地】守田町
【指定年月日】平成15年3月17日

解説

一木割矧造。頭部は螺髪を表し、肉髻珠と白毫を表す。来迎印を結び、右足を上に結跏趺坐する阿弥陀如来坐像である。幅広く薄い膝、抑揚をおさえた胸など平安後期の作風が見られる。一方で、やや高めの肉髻や粗めの螺髪、ややバランスを崩した頭部と体部の比率、極度に下向きな弧をもつ眼などの表現は、鎌倉期の慶派など南都系仏師の造像によく見られるもので、当地における南都の影響がうかがえる。
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