木造天部形立像(伝梵天像・伝帝釈天像)

木造天部形立像(伝梵天像・伝帝釈天像)


木造天部形立像(伝梵天像・伝帝釈天像) 画像
【指定区分】県指定
【種別】彫刻
【所在地】島ヶ原
【指定年月日】平成24年3月9日

解説

本堂本尊の脇侍として安置される天部形像である。寺伝では、本尊の向かって右を梵天像、左を帝釈天像とするが、帝釈天像の右足枘に「梵天」銘が見え、本来は逆であったと考えられる。伝梵天像(写真)は、大きな頭部、短く太い首など伝帝釈天像とは対照的で、細い表現に拘らないゆったりとした彫りによって重厚な量感を作りだしている。伝帝釈天像は、卵形のやや小さめの頭部に腰高な長い下半身をもち、袖先を外側後方に翻す姿は伝梵天像に比べて細身で軽快・優美である。
目録を見る