上野天神祭のダンジリ行事
【指定区分】 | 国指定 |
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【種別】 | 無形民俗文化財 |
【所在地】 | 上野東町ほか12町 |
【指定年月日】 | 平成14年2月12日 |
解説
上野天神宮の秋祭として毎年10月に行われる。『永保記事略』(県指定文化財)の万治3年(1660)の記録に再興の記事があり、それ以前から何らかの祭礼が行われていたことをうかがわせる。宵々山に各町で印・楼車(だんじり)を引き出して飾り付けを行い、宵山では足揃えの儀を行う。楼車が町内を巡行し、鬼行列も上野相生町から三之町筋を練り歩く。本祭では御輿の渡御に続き、鬼行列と9基の印・楼車が供奉する。この行事は、御輿の渡御を中心とする祭りに仮装の行列(練物)や作り物が加わり、現在のような鬼行列や印・楼車で賑わう形態になったもので、類例の少ない貴重な行事である。平成28年(2016)にユネスコの無形文化遺産に登録されている。