御墓山古墳
【指定区分】 | 国指定 |
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【種別】 | 史跡 |
【所在地】 | 佐那具町 |
【指定年月日】 | 大正10年3月3日 |
解説
上野盆地北東部、柘植川左岸の南宮山頂から北東に延びる丘陵端部に、前方部を北東に向けて立地している県内最大規模の前方後円墳である。墳丘は2段に築成されているが、北側の前方部からは3段のような形状をしている。後円部頂の平坦面にくぼんだ箇所が見られ、盗掘坑を完全に埋め戻さず放置した痕跡と考えられる。また、後円部の北西側に造り出しと呼ばれる平坦部があり、その部分で埴輪を使った重要な祭祀儀礼が行われていたとされる。墳丘の側面には葺石が見られ、円筒埴輪・家形埴輪・蓋形埴輪の破片が採取されている。築造時期は、5世紀前半と考えられる。