伊賀国分寺跡
【指定区分】 | 国指定 |
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【種別】 | 史跡 |
【所在地】 | 西明寺 |
【指定年月日】 | 昭和23年1月14日 |
解説
上野市街地の南東、上野城跡(国指定文化財)より続く低丘陵上に立地している。奈良期に聖武天皇の勅願により全国に建立された国分僧寺の跡である。東西220m×南北240mを測る築地状の土塁によって囲まれた寺域のやや西寄りに、中門跡・金堂跡・講堂跡と考えられる基壇の高まりが残存する。また、寺域の東寄りには塔跡と想定される基壇状の高まりが見られる。伽藍の配置は、他国の国分寺にも一般的に見られるもので、伊賀国分寺は七堂伽藍を備えた本格的な古代寺院であったことがうかがえる。