福地城跡
【指定区分】 | 県指定 |
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【種別】 | 史跡 |
【所在地】 | 柘植町 |
【指定年月日】 | 昭和43年3月18日 |
解説
柘植の町を一望できる丘陵上に立地する中世城館跡である。主郭は50×28mで、西側には門の脇を固めた石塁が残されている。伊賀地域で石塁を有する中世城館は極めて稀な事例である。主郭を囲む空堀は幅広く、本丸には石蔵跡や井戸が残る。昭和56年(1981)、名阪国道の側道工事に伴い東の腰曲輪が発掘調査され、平成4年(1992)には西南の郭の発掘調査によって16世紀の掘立柱建物跡などが検出された。