伊賀鉄道上野市駅舎(忍者市駅)

伊賀鉄道上野市駅舎(忍者市駅)
テーマ伊賀の近代建築
見どころ・解説 伊賀鉄道上野市駅舎は、大正6年(1917)に伊賀軌道の「上野町駅」として竣工した木造3階建て、背面切妻造の木造2階建てが突出するもので、3階部分は腰折屋根を交差させた特徴的な建物です。1階はコンコースと駅務室、2階は駅員の仮眠室等として使われ、3階には社長室がありました。上から見ると十字形の形となっていて、外壁は基部が切石貼り、その他はモルタル仕上げとなっています。
 当駅の名称は、昭和16年(1941)の市制施行にともない「上野市駅」に改称され、平成31年(2019)2月22日に「忍者の日」にあわせて「忍者市駅」の愛称が付けられました。
 なお、伊賀鉄道関連の文化財として、桑町の跨線橋、小田町の第二暗渠と栱橋があります。跨線橋は煉瓦造のアーチ橋で長さ13.4m、小田栱橋は花崗岩を積み上げた橋脚の上に煉瓦をアーチ状に組み上げ、花崗岩の要石で固めています。今もマンボの名前で親しまれています。小田第二暗渠は、花崗岩を積み上げた橋脚の上に花崗岩の切石を載せて造られています。
所在地
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伊賀鉄道上野市駅舎(忍者市駅) 所在地
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