解題・説明
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慶長7年(1602)年12月23日、御牧郡広渡村(現、遠賀郡遠賀町広渡)のうち黒田長政より600石の地を宛行われたことがわかる。 元来は折紙の形態であったが、昭和58年(1983)10月28日以降、巻子装に仕立てた際に余白部分を切り除いている。 弥三次の家譜によれば、息子・太郎兵衛が内野太郎左衛門(内野宿代官)の妹を嫁に迎えている。その後の代では、内野村の庄屋や内野宿町茶屋守などを務めた。
【翻刻(ほんこく)*】 為扶助於御牧郡 広渡村之内六百石 之地宛行畢全 可令領知者也
慶長七年 拾二月廿三日 長政(黒印) 百冨弥三次 *古い時代の文字を読み取り、活字化(テキスト化)すること
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