解題・説明
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男は32日目、女は33日目に宮詣りをする。 鉄漿親(かねおや)、名つけ親、その他伯叔母(おば)、そして里の親などを招く。お宮へは鉄漿親(かねおや)が背負って行く所もあり、両親のある女の子が背負って行く所もある。着せて行く着物は里からくれたものを着せて行く。お宮へはお洗米・麻・真綿・扇子・御神酒を持っていって供える。お宮に着くとお宮の縁に子供を一人で寝かせておいて、他の者はお詣りする。その間に子供が泣けばよし、もし泣かないと無理に泣かせる。川島ではその泣声が大きいと良いといい、お詣りして供えた赤飯や肴やお酒を下げてそこで頂き祝う。帰りは背負わず抱いて帰る。
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