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内容
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模刻蔵書印の原鈐印譜集。僧天海・脇阪安元・林羅山・林春徳・新井白石~北川真顔・山東京山・加藤曳尾庵・喜多村信節・笠亭仙果等121名を収録。跋によれば、編者は東京下谷東黒門町の古書肆文行堂の創業者。浅草並木に生まれ、広小路の書肆浅倉屋に仕え、外神田末広町に独立開業、のち市区改正で下谷に移転。明治35年7月5日没、52歳。外に『雪有香』(諸書の奧附を集めた書目。全50冊。上野図書館に納める)・『皇朝経籍訪古志』の編著あり。本書は商売の傍ら欠紙零本の反古より切り取った印影を貼り込んだものを、三村竹清が模刻増補し、小伝を付して、十三年忌法要に際し子の勇之助が刊行したもの。
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