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内容
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秀歌集。収録歌人は、後鳥羽院（「さくらさくとを山とりのしたりおのなかなかし日もあかぬいろかな」～「みつかきやわかよのはしめちきりをきしそのことのはをかみやうけけむ」等１０首）・式子内親王（「山ふかみはるともしらぬまつのとにたえたえかゝるゆきのたまみつ」～「くもなからむかしにもあらぬ月かけにいとゝなかめをしつのをたまき」等１０首）・後京極摂政太政大臣（「みよしのは山もかすみてしらゆきのふりにしさとにはるはきにけり」～「わかなみたもとめてそてにやとれ月さりとて人のかけは見えねと」等１０首）・慈鎮和尚（「いつまてかなみたくもらて月はみしあきまちえてもあきそこひしき」～「わかたのむ七のやしろのゆふたすきかけてもむつのみちにかへすな」等１０首）・権中納言通光（「みしま江やしももまたひぬあしのはにつのくむほとのはるかせそふく」～「あさちふやそてにくちにしあきのしもわすれぬゆめをとふあらしかな」等１０首）・権中納言通具（「むめの花たかそてふれしにほひそとはるやむかしの月にとはゝや」～「しもこほるそてにもあきはやとりけりつゆよりなれしありあけの月」等１０首）・沙弥釈阿（「むかしおもふくさのいほりのよるのあめになみたなそへそやまほとゝきす」～「なには人あしひたく屋にやとかりてすゝろにそてのしほたるゝかな」等１０首）・俊成卿女（「むめの花あかぬはいろかもむかしにておなしかたみのはるの夜の月」～「ゆめかとよみしおもかけもちきりしもわすれすなからうつゝならねは」等１０首）・宮内卿（「かきくらしなをふるさとのゆきのうちにあとこそ見えねはるはきにけり」～「からにしきあきのかたみやたつた山ちりあへぬえたにあらしふくなり」等１０首）・藤原有家（「あさ日かけにほへる山のさくらはなつれなくきえぬゆきかとそ見る」～「はなをのみおしみなれたるみよしのゝ木すゑにおつるありあけの月」等１０首）・権中納言定家（「はるのよのゆめのうきはしとたえしてみねにわかるゝよこくものそら」～「そてにふけさそなたひねのゆめもみしおもふかたよりかよふうらかせ」等１０首）・従二位家隆（「さくら花ゆめかうつゝかしらくものたへてつれなきみねのはる風」～「その山とちきらぬ月もあき風もすゝむるそてにつゆそこほるゝ」等１０首）・雅経（「しらくものたえまになひくあをやきのかつらき山にはるかせそふく」～「くさまくらむすひさためんかたしらすならはぬのへのゆめのかよひち」等１０首）・源具親（「なにはかたかすまぬなみもかすみけりうつるもくもるおほろ月夜に」～「こからしよいかにまちみん三わのやまつれなきすきのゆきおれのこゑ」等１０首）・寂蓮法師（「いまはとてたのむのかりもうちわひぬおほろ月夜のあけほのゝそら」～「月のゆく山にこゝろをゝくりいりてやみなるあとの身をいかゝせん」等１０首）・藤原秀能（「ゆふ月夜しほみちくらしなには江のあしのわかはにこゆるしらなみ」～「つゆをたにいまはかたみのふちころもあたにも袖をふくあらしかな」等１０首）・西行（「よしの山さくらかえたにゆきちりてはなをそけなるとしにもあるかな」～「山さとにうき世いとはんともゝかなくやしくすきしむかしかたらん」等９首）の１７名、計１６９首。和歌２行書、半丁８行。
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