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内容
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幕末~明治初年に佐渡奉行支配井上大蔵によって書写・編纂された佐渡国関連資料集。各冊の内容は以下の通り。①~③「佐渡御用覚書」:原表紙書外題「〈北条新左衛門殿御用人〉/佐渡御用覚書 天(地・人)」。内題「佐渡御用御覚書」。各冊原表紙右下に「井上大蔵々書」。正徳5年10月28日着任(享保7年2月辞職)の佐渡奉行北条新左衛門(氏如)の用人が編纂書写した佐渡奉行の業務の詳細な記録集成。着任より享保2年7月2日まで。目安箱の図、小判製造法解説、元禄年間以後の制札の写しあり。④「〈佐渡奉行組頭/御蔵奉行御代官/立会御勘定広間役〉暦代書」:原表紙左下に「井上」。歴代の佐渡奉行(慶長~万延元年)・佐渡奉行支配組頭・佐渡御代官・佐渡御蔵奉行立会御勘定・従江戸被遣候広間役(宝暦~安政)の一覧。⑤「地方向覚書」:原表紙左下に「井上正英」。佐渡国の高数・宗門人別家数・寺社数・産物・運上等、地方関係の記録集。家数人口の記事に「文化十一戌年改」とあり。⑥「金銀山取扱一件」:原表紙右下に「井上大蔵扣」。書中に天保14年の記事あり。佐渡金銀山採掘関係の用具・用語・作業組織・諸所の間歩等について解説した書。候文体。図入り。⑦「金銀山御仕入筋取調一件」:文久2年、産出量の減少に伴う佐渡金銀山経営に関する佐渡奉行等の伺い書の写し。⑧「鏈粉成方金銀吹立方取扱大概書并仕事師賃其外諸品物凡例」:原表紙左下に「井上扣」。文政12年、佐渡奉行鈴木伝市郎が定めた金銀の精製法・買上価格・道具類絵図・諸仕事師の賃金・道具等価格等を記したもの。⑨「佐州表国情之儀ニ付至願之趣相伺候書付」:巻首「御勘定所 中山脩輔」。慶応4年5月、佐渡奉行支配組頭中山脩補による、佐渡の国情についての請願書。⑩「朝裁書類留」:慶応4年5~8月に佐渡奉行支配広間役井上大蔵等より明治政府に提出された書類の控え。⑪「佐渡国百姓申上書」(仮題):慶応4年4月、博奕一件について、増太郎・甚三郎・浅次等18名による供述を記した長文の口書。御奉行所宛。巻末連名に爪印・墨印あり、裏面の紙継に墨印ある原本。前欠あり。
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