函番号（資料番号）	96-84
旧書名	百姓喩草
旧書名ヨミ
旧書名（ローマ字）
数量	2
単位	冊
書名	百姓喩草
書名ヨミ	ヒャクショウサトシグサ
書名（ローマ字）
書名（欧文）
書名の備考	書名は書外題による。１冊目扉題「寛政五丑年藤嶋村禅僧種耕院上書之写」。２冊目扉題（見返に貼付）「百姓諭艸　全」。
版写	写
特殊装丁
書型	半
存欠	（上書）１巻・（さとし草）２巻
原装・改装	原装
合冊
丁数	53
寸法	24.6/17.2
寸法（縦）
寸法（横）
材質
形態に関する注記
編著者	今野正路
編著者ヨミ	コンノマサミチ
編著者（ローマ字）
成立	（１冊目）扉裏に附記「此上書を見て後に百姓さとし草を見るへし」。上書部分の奥書「丑（寛政５年）三月朔日　〈藤嶋村〉種耕院印／〈奉〉邦君殿下」。書写識語「天保十四年卯仲夏写置／原味右衛門恵善」。（２冊目）扉裏に附記「種耕院の上書と合せ見るへし」。自序全文「先君公（「桂徳院（上杉宗憲）御事」と傍記あるが、元徳院（上杉治憲）の誤り）の時藤嶋村種耕院といへる禅僧書を奉りしといへる大旨は聞たる事事（衍）もありし然れ共終に其書を見たる事なし然るに予か聟にせし菅原某筆賢くも写して予に贈れり是を閲するに讃州の高松侯に准へて其実は爰の事なるへく実に感入たる上書也此故にや翌々寛政七卯年郷方御改革被仰出郷方へ伏し居りし御貸物大方御引捨となり郷方掛諸役人の役料も減せられ其外諸掛物厳密に御改と成不得止事分計御聞済あり組村の雑用等表御勘定とはなれり御年貢享保に比すれは倍々と成し訳不知ものは只掛役人盗するとのみ思へるは極めて非なり一概に不可論此故に予か覚たる事の荒増を左に弁す然れとも又扱ふものにも非なきにしもあらす是又其一二を述る今野正路」。巻末附記「右百姓諭草は今野収助正路の書れし也此人初山浜通納方手代なりしか後に京田通大宝寺の大庄屋となり数年百姓を取扱れし人にて百姓の心を能知り又上みの御沙汰向等閑ならぬ訳を百姓に示し教るなりこは種耕院の上書を一通りに見ては甚惑へる事多くありて上に人なく百姓の立かたき様に計ふ役人はかり有し様に見ゆれは全く左にはあらす其訳は不作打続ぬれは自然与貸物打重り終に藤嶋の如き大年貢に至れるは昔しより今に至る迄時世の然らしむる事に而人の為す業にあらさるよし委く教諭せし書也郷方掛りの役人なとの第一可心得事なり」。書写識語「此さとし草天保十二丑年秋の頃集編せられしをかり得て同十四卯年夏の日写し置ぬ／原味右衛門恵善」。
成立西暦	1843
成立推定
刷り書写の態様
内容	出羽米沢藩上杉治憲の藩政改革に関する資料。１冊目「種耕院上書」：寛政５年３月、藤嶋村（現・山形県東田川郡藤島町）種耕院（曹洞宗）の住持が領主（出羽米沢藩主上杉治憲）に差し上げた上書の写し。３０年以前、讃岐国高松藩家老西尾縫殿が藩主松平讃岐守に差し出したという「風聞書之覚」に準え、百姓の困窮を訴え、肝煎・庄屋及び郷方役人の不正を痛烈に批判し、百姓の不納米のうち借米を免除し、年貢を享保年中の古来の通りに戻すよう願い出る。藤嶋村各町の米高や不納米・借米等の書上を付す。この上書をきっかけに農政の改革が行われた。２冊目「百姓さとし草」：種耕院上書の記述の誤りや不適切について、役人の立場より個々に弁じた書。
内容（カナ）
内容（ローマ字）
旧蔵印識語
備考	種耕院上書は、百姓さとし草の記述に相当する箇所に、その条番号を朱書する。国書総目録によれば、外に慶応大に１写本。
保存状況種別
保存状況程度
所蔵機関	西尾市岩瀬文庫
資料種別	歴史　日本史
大分類	和書
和分類	歴史　日本史　雑史　地方　東山道
漢分類
筆跡サンプル画像・全文テキスト
製作者等
製作者等読み
製作者等（ローマ字）
縮尺
言語	日本語
ISBN
ISSN
主題
主題（カナ）
主題（ローマ字）
関連する地域・場所
関連する地域・場所（カナ）
関連する地域・場所（ローマ字）
関連する人物・団体
関連する人物・団体（カナ）
関連する人物・団体（ローマ字）
内容年
内容年終
原本の所在・史料群	西尾市岩瀬文庫
資料番号
文化財情報
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自治体史掲載
出版物・関連資料
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