|
内容
|
愛すべき奇癖家・奇行家49名の逸話集。漢字かな交じり。生彩ある挿画入り(自画か)。天愚孔平・三井親和・狂歌師裏住・谷風梶之助・田中丘隅右衛門・川村瑞軒・森島中良・朱楽菅江・市川柏莚・奴の小万等の著名人の外に、辰巳屋の老爺(終生、踊を好む)・見返り医者(1丁行く毎に後ろを振り返りにらむ医者)・狸の卜者(狸を好んで飼う、当たらない占い師)・蛇隠居(虫を好んで食う武家の隠居)等、無名の市井人に筆の冴えを見せる。曲亭馬琴・荒磯(相撲)など知人よりの見聞や書物による話を含む。当代人を中心とするが、島の勘十郎(桜木勘十郎)等、前代の人物も含む。自序によれば「百癖談」と題した旧稿を改題して上梓したもの。自序末に「予亦以譸張怪誕漫災棗梨一癖人耳」。
|