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内容
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明治4年7月の師職廃止後、平民籍に編入せられた旧師職家20名について、家格と先祖の補任を記した履歴書。士籍請願の際に用いられた申告書。所収の家は白米満守・来田弥七郎・藤本正枝・中川貢・結城吉忠・杉木権六・尾崎楠・為田秋三・綿谷文寿・堤よし・蔵田すゑ・高木樌・三日市松心・小田谷盛光・西村龍太郎・岩出芳蔵・中北よね(以上については巻頭目録に「以上拾七名再願跡回シノ分」とあり)・綿谷真鰭・飯田小いせ・高矢部三郎(同、「以上三名初願跡回シノ分」とあり)。前半は履歴書各家1丁宛を集めたもの(各捺印入り)。家格、「世代中神宮奉職叙位之者左之通ニ有之候事」として先祖のうち叙位の者を列挙、末に「明治四年七月師職廃止後平民籍ニ編入相成候事」とあり。書写はほぼ一筆(2家のみ別筆)。後半は各家の歴代の補任等を記し、所々に朱書で依拠資料を示して右の記述を証明した書類を集めたもの(中北よねまでの17家のみ)。
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