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函番号(資料番号) 119-437
旧書名 即席耳学問
旧書名ヨミ
旧書名(ローマ字)
数量 1
単位
書名 即席耳学問
書名ヨミ ソクセキミミガクモン
書名(ローマ字)
書名(欧文)
書名の備考 中巻の淡彩色刷絵題簽存。柱題「がくもん」。
版写
特殊装丁
書型
存欠 全3巻
原装・改装 原装
合冊 仮合綴(原表紙存)
丁数 15
寸法 17.4/12.7
寸法(縦)
寸法(横)
材質
形態に関する注記
編著者 市場通笑作
編著者ヨミ イチバツウショウ
編著者(ローマ字)
成立 外題下部にに「通油町/(蔦屋の商標)/つたや」とあり。自序全文「序/蓼くふ虫もすき##のみちは馬鹿++しいと二三年やめた所へ蔦重が憑に例の教訓異見のうつとうしいも随分承知之助と板元のほうからしやれかけるをどつこいそこを虎の皮千里も走る大ぼやむきの趣向にせず意地にかゝつてしやつきばりいつもの癖の十割ましたつた一ツの心当第一の得意は御子様がたへ御祖父さん御ばあさん御みやげに持よひさし合きん物のないところを尻もちにして通笑みづから述る」。奥書「通笑(刻印「小倉」)作」。『黄表紙絵題簽集』によれば、寛政2年、蔦屋版。
成立西暦 1790
成立推定
刷り書写の態様
内容 しまや仙右衛門という正直で裕福な商人、六十を過ぎて息子に家を譲り、名をがくしんと改め、辺りの子供を集めて忠孝の道や一生の心掛けを耳近く説く。評判となり、子の両親も聴きに来て、学問の道に入る人が数を知らずというありさま。一軒おいて隣、とくだや新右衛門は何不足ない身上ながら、六歳の一人息子を溺愛し、学問をさせない。律儀者なので大黒天を深く信心し、甲子には怠りなく御神酒と黒豆の御まんまを供え、息子のことばかり祈っていると、大黒天が現れ隠れ蓑と隠れ笠を貸し与える。それを身に付けると犬や猫の話がわかる。そこで一人で江之島鎌倉大山辺へ旅立ち、途中御殿山辺で鳩や烏の孝行の様子や鳥類の役所を見て感心する。大山辺で山道に踏み迷い、大熊に出会い、親切な世話を受け、「かのありをぬり付た」手を嘗めさせてくれる。翌朝、狼が本海道まで送ってくれる。「くまが道にまよつてきて一ばんでもとめる人けんは日本ごくにはあるまいおれもそのなかまだきはづかしい」。七里が浜で大蛤に乗り龍宮へ行き、医者の療治などを見て帰る。途中権太坂で駄賃馬の会話を聞く。家に帰ると大黒から、鳥獣には横着者がなく正直だけでよいが、人間は正直一辺では済まず、本を読んで身の行いをよくするのが人間の詮だと学問を勧められる。それから息子が七歳になると孝経、大学を読ませ、自分も側で相伴の学問を積み、「むすこのあまりがくもんなればとうしせんとやらを書たあふきなどはよむことはならねとてまへの身をおさむることはのみこみ」、しまやの隠居の跡継ぎと世間で評判される。「(母親が息子に語る)御れいからかへつたらくささうしをかつてやりましやふ」。
内容(カナ)
内容(ローマ字)
旧蔵印識語 識語「書初や宝の山の登口」。
備考 黄色表紙(中巻の前表紙なし)。料紙漉返風。六丁表、品川辺の茶屋の絵、「たばこの火出し不申候」の張り札、「なんどきだのときくもおさたまり/(茶屋女)おちやあがおやすみな++++++」。
保存状況種別
保存状況程度
所蔵機関 西尾市岩瀬文庫
資料種別 文学 国文
大分類 和書
和分類 文学 国文 小説 近世小説 黄表紙
漢分類
筆跡サンプル画像・全文テキスト
製作者等
製作者等読み
製作者等(ローマ字)
縮尺
言語 日本語
ISBN
ISSN
主題
主題(カナ)
主題(ローマ字)
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関連する人物・団体(カナ)
関連する人物・団体(ローマ字)
内容年
内容年終
原本の所在・史料群 西尾市岩瀬文庫
資料番号
文化財情報
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自治体史掲載
出版物・関連資料
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
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