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函番号(資料番号) 119-444
旧書名 竹斎老宝山吹色
旧書名ヨミ
旧書名(ローマ字)
数量 1
単位
書名 竹斎老宝山吹色
書名ヨミ チクサイロウタカラノヤマブキイロ
書名(ローマ字)
書名(欧文)
書名の備考 題簽欠。書名は国書総目録による。柱題「ちくさい」。
版写
特殊装丁
書型
存欠 全3巻
原装・改装 原装
合冊 仮合綴(原表紙存)
丁数 15
寸法 17.1/12.6
寸法(縦)
寸法(横)
材質
形態に関する注記
編著者 築地善交作
編著者ヨミ ツキジゼンコウ
編著者(ローマ字)
成立 巻頭に「口上/一私儀此度扁鵲其所退け華佗はだしとまうす古今未曾有の料治程々工夫仕候御望の程偏に奉希候以上/寅正月 籔内竹斎」の口上文あり。奥書「築地善交作」。『黄表紙絵題簽集』によれば、寛政6年、鶴屋版。国書総目録によれば、北尾重政画。
成立西暦 1794
成立推定
刷り書写の態様 早印。
内容 竹斎は駒形の目鏡屋へ誂えて遠目鏡を造り、上焦の病は口から、中焦は臍から、下焦は尻の穴から覗いて診断、見通しの医者と呼ばれ門前に市を成す。その療治の仕方の数々を列挙する。薬を飲めば飯が食いにくくなるので、薬を飯に炊いて病人に食べさせる。阿蘭陀のゑれきてるから思い付き、屁礼支出留(へれきてる)という鞴を拵え、風邪引きの病人の尻の穴へ管をはめて風を送り込むと、風邪が口から抜ける。また汗を出すために関取の相撲を雇い、一足でも関取を跡へ寄らせたら花をやろうと金を見せびらかし、風邪引きの病人に相撲を取らせる。去る御屋敷より万歳に当てこすられても一言もない棚っ尻とかぼちゃ尻の女中がおいどの療治を望むと、芋を散々に食わせ、お腹がぶつぶつして揉みっ尻を始める頃に襖を開けると、今を日の出の女形・立ち役の色男を並べ置き、女たちが一生懸命にすぼめて小さくなった尻に、用意のたがをはめる。中風で左片身が叶わぬ病人には、大坂下りの人形遣い、吉田才二と足遣いを雇い、病人の手足に差し金を入れて遣わせると忽ち本復する。右手の叶わぬ中風病みは新吉原へ連れ行き、きんきんとしたる花魁との座敷で動く方の手を押さえていると、衣紋が撫でたくなり、とうとう右手が動くようになる。腎虚の病人には、百が姫糊を一度に食わせて天日に当てると体がむくむくしゃんとなる。痩せ衰えた病人には豆をしたたか丸飲みにさせ、水を飲ませる。「此ほうすゞのとくりにへこみのできたるをなをすりやうぢとおなじみたて也」。げつふう(げっぷ)と屁を朝から晩まで出し続ける人に、げっぷを催す大根と屁を催す芋を食わせ、腹中で押し合わせて止めようとしたが、口から屁が、尻からげっぷが出るようになり失敗。痰の絡む病人は、長い紙縒を口から尻まで通しておき、それから煮え湯をしたたかに飲ませる(煙管掃除)。「だんなゆの中へみそしるをすこしかげんいたしました」。去る大名屋敷、風俗は良いが器量の悪い女中たち、顔を蒸籠の湯気で蒸した後、注文通りの面型を拵えてかぶせ、風吹きへ出して冷まさせる。
内容(カナ)
内容(ローマ字)
旧蔵印識語
備考 黄色表紙(上巻前表紙は改装)。料紙漉返風。
保存状況種別
保存状況程度
所蔵機関 西尾市岩瀬文庫
資料種別 文学 国文
大分類 和書
和分類 文学 国文 小説 近世小説 黄表紙
漢分類
筆跡サンプル画像・全文テキスト
製作者等
製作者等読み
製作者等(ローマ字)
縮尺
言語 日本語
ISBN
ISSN
主題
主題(カナ)
主題(ローマ字)
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関連する人物・団体
関連する人物・団体(カナ)
関連する人物・団体(ローマ字)
内容年
内容年終
原本の所在・史料群 西尾市岩瀬文庫
資料番号
文化財情報
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自治体史掲載
出版物・関連資料
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
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