|
函番号（資料番号）
|
122-108
|
|
旧書名
|
吾妻のつと
|
|
旧書名ヨミ
|
|
|
旧書名（ローマ字）
|
|
|
数量
|
2
|
|
単位
|
冊
|
|
書名
|
吾妻のつと
|
|
書名ヨミ
|
アズマノツト
|
|
書名（ローマ字）
|
|
|
書名（欧文）
|
|
|
書名の備考
|
原題簽左肩双辺「吾妻のつと 上」「あつまのつと 下」（外題字母「吾妻乃都登」「安頭万能都登」）。内題「東濃都登」。柱題「吾妻乃都登」。
|
|
版写
|
版
|
|
特殊装丁
|
|
|
書型
|
大
|
|
存欠
|
全２巻
|
|
原装・改装
|
原装
|
|
合冊
|
|
|
丁数
|
122
|
|
寸法
|
25.8/18.2
|
|
寸法（縦）
|
|
|
寸法（横）
|
|
|
材質
|
|
|
形態に関する注記
|
|
|
編著者
|
西浦祐賢（鶴亭）
|
|
編著者ヨミ
|
ニシウラヒロカタ
|
|
編著者（ローマ字）
|
|
|
成立
|
文化９年文月、西隈山人（朱印）序。巻首「浪速 西浦祐賢著」。大宮の御溝水の末くむちまたにかくろへる繁雅の翁跋。後表紙見返に奥書・刊記「西浦鶴亭著／彫工 山崎庄九郎／末吉源兵衛／藤本仙助／文化九年壬申九月／書林 〈江戸東叡山池之端〉須原屋伊八／〈京都三条通富小路〉吉田新兵衛／〈大阪瓦町中橋筋〉扇屋利助」。
|
|
成立西暦
|
1812
|
|
成立推定
|
|
|
刷り書写の態様
|
早印。
|
|
内容
|
大坂より東海道を経て江戸へ、江戸より日光、中山道を廻る旅の和文紀行文。歌枕をはじめ道中の名所旧跡に多く言及し、自作の和歌・俳諧歌を多数交える（当代風俗の描写は乏しい）。江戸に家業の要務が出来たため、年来見たいと願っていた東国の名所を巡覧しようと、文化５年２月１２日夕出発、近くの横堀江より川舟に乗る。「別れ路のこゝろをしらはいさ子とも淀の川舟しはしよとめよ」。淀より京に出て泊。翌朝、粟田口より東海道を下り、関より伊勢参宮。桑名より佐屋廻り、津島・熱田に参詣、鳴海泊。桶狭間古戦場・八橋に立ち寄り吉田泊。御油より脇道に入り、鳳来寺・秋葉山に参詣、掛川に出て泊。西坂より佐夜の中山に登り、牧原を経て金谷に出、蓮台に乗り大井川を越え、岡部泊。宇都の山を越え、鞠子川・安倍川を渡り、府中には所用で２、３日滞在。清見寺に参詣、西倉沢の茶店望嶽亭で休息（「春日従田子浦望冨士山作長歌並短歌」あり）。原で白隠禅師ゆかりの鶴林山松蔭寺に立ち寄り、三島の知人方に泊。箱根を越え（「詠筺根山長歌並短歌」あり）、大磯、藤沢より江の島に出て泊。鎌倉の諸所を見物、藤沢より川崎を経て品川着、「江戸なる家の子親しき人々」が迎える。江戸に入り通油丁の旅宿に着（以上上巻）。江戸に滞在中、所用の暇に上野・飛鳥山・御殿山に花見に行く。「角田川に桜をめつる詞並歌」あり。３月末江戸を出発、千住で見送りの人々と別れ、宇都宮を経て日光山に参詣。妙義山を経て中山道、碓氷峠、追分より善光寺道へ。上田、姨捨、川中島を経て善光寺に参詣、下諏訪、塩尻峠、贄川に出て木曽路へ。木曽棧道、ねざめの床を見、長歌を作る。「木曽路は。いと山深きところなれは。春のひかりもおそく。されば梅桜桃椿なと一時に花さけり。／一時に見るもめつらし桃さくらつゝし花さく木曽の山道」。加納より岐阜に寄り、赤坂、青野が原より養老の瀧に寄り、南宮に詣で関が原、今須、多賀社を経て都に着。滞在中、賀茂祭を見物、男山を経て川舟で浪花に下る。道中の風景の写生図を中心とした挿画多数あり（特に丹羽桃渓の画は生彩あり）。挿画（全て見開図）の画題と落款、上巻：①〔淀〕「桃渓写（刻印「桃」「渓」）」（丹羽桃渓）、②「琵琶湖図／東埜写（刻印「東」「野」）」（大原東野）、③〔二見岩〕「孔寅（刻印「孔」「寅」）」（長山孔寅）、④〔西坂辺か、蕨を掘る男女〕「藍江画」（中井藍江）、⑤〔大井川〕「藍江画」、⑥「駿河岩淵正面富士／旭江画（刻印「旭」「江」）」（淵上旭江）、⑦「豆州筥根西嶺／旭江縮図（刻印「旭」「江」）」、⑧「江之島図／東野写（刻印「東」「野」）」、⑨「相州七里浜／旭江（刻印「旭」「江」）」、⑩〔品川〕「周康（刻印「周康」）」（不詳）、下巻：⑪〔江戸市中〕「藍江画」、⑫〔隅田川〕「桃渓写（刻印「桃」「渓」）」、⑬「筑波山眺望／東埜（刻印「東」「野」）」、⑭〔川と大蛇と僧、勝道上人の伝説か〕「藍江画」、⑮〔碓氷峠〕「桃渓写（模刻花押）」、⑯〔姨捨山か〕「藍江画」、⑰「信州木曽棧道／旭江図（刻印「旭」「江」）」、⑱〔笠縫の里〕「益之（刻印「益」「之」）」（佐藤水石）、⑲〔牛車、賀茂祭か〕「益之（刻印「益」「之」）」、⑳〔大坂八軒屋浜〕「桃渓写（刻印「桃」「渓」）」。
|
|
内容（カナ）
|
|
|
内容（ローマ字）
|
|
|
旧蔵印識語
|
識語「嘉永元申年十一月浪速ニて新調／価まのし／鳥居武兵衛所持（朱印「一□」）」。
|
|
備考
|
薄縹色表紙、布目（型押）、雲母引き。○大阪出版書籍目録に「吾妻の都登 二冊／墨附九十丁／作者 玉屋五兵衛（阿波橋町）／板元 扇屋利助（百貫町）／出願 文化九年二月／許可 文化九年七月十三日」。○著者は伝不詳。大坂阿波橋町の商賈、玉屋五兵衛。書中に「いまおのれらさはかり年老にたる齢ならねど」とあり。和歌・俳諧歌（狂歌）を好み、国学に心を寄せた人物。文化８年刊『狂歌道の栞』「○国丸―波丸」の項に「哲丸〈号鶴亭〉 〈あはばし町〉玉屋五兵衛」。
|
|
保存状況種別
|
|
|
保存状況程度
|
|
|
所蔵機関
|
西尾市岩瀬文庫
|
|
資料種別
|
文学 国文
|
|
大分類
|
和書
|
|
和分類
|
文学 国文 日記紀行
|
|
漢分類
|
|
|
筆跡サンプル画像・全文テキスト
|
|
|
製作者等
|
|
|
製作者等読み
|
|
|
製作者等（ローマ字）
|
|
|
縮尺
|
|
|
言語
|
日本語
|
|
ISBN
|
|
|
ISSN
|
|
|
主題
|
|
|
主題（カナ）
|
|
|
主題（ローマ字）
|
|
|
関連する地域・場所
|
|
|
関連する地域・場所（カナ）
|
|
|
関連する地域・場所（ローマ字）
|
|
|
関連する人物・団体
|
|
|
関連する人物・団体（カナ）
|
|
|
関連する人物・団体（ローマ字）
|
|
|
内容年
|
|
|
内容年終
|
|
|
原本の所在・史料群
|
西尾市岩瀬文庫
|
|
資料番号
|
|
|
文化財情報
|
|
|
manifest.jsonへのURL
|
|
|
関連画像URL
|
|
|
自治体史掲載
|
|
|
出版物・関連資料
|
|
|
翻訳元の言語
|
|
|
権利関係・利用条件
|
|
|
原資料の利用条件
|
|
|
権利関係・利用条件に関する注記
|
|
|
緯度・経度・高度に関する注記
|
|
|
収載箇所
|
|
|
DOI
|
|
|
既刊目録名
|
|
|
デジタル化の経緯に関する注記
|
|