内容
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新刀(慶長以来の刀工による作)の鑑定指南書。漢字かな交じり。冒頭に「総論」「鑑定の弁」「名刀の定義」「刀剣挫折論」「古刀及新刀」「偽銘贋作及模作」「刀茎の善悪及焼直しものゝ鑑別」「新刀にして古刀或は新刀の高作物に化け易きもの」「刀剣鍛錬に就き鉄の組合せの種類」「慶長以来良工の多く出でたる国」「新刀鍛冶の系統及其作風概説」より成る概論あり、以下、「新刀鍛冶各作人の作風」として国別に主な刀工を列挙し、略伝と作風を解説する。巻末に「軍刀の撰定」「刀剣の取扱に就き其梗概」「刀剣の手入れ」「刀剣作家の位列に就きて」の記事あり。
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