函番号（資料番号）	147-5
旧書名	詞林意行集
旧書名ヨミ
旧書名（ローマ字）
数量	8
単位	冊
書名	詞林意行集
書名ヨミ	シリンイコウシュウ
書名（ローマ字）
書名（欧文）
書名の備考	第１冊以外の原題簽存（左肩双辺）。見返題・序題・内題・目録題同。
版写	版
特殊装丁
書型	半
存欠	全６巻
原装・改装	原装
合冊
丁数	209
寸法	22.9/16.3
寸法（縦）
寸法（横）
材質
形態に関する注記
編著者	宮川一翠子（道達）編
編著者ヨミ	ミヤガワイッスイシ
編著者（ローマ字）
成立	見返（藍刷）に「（朱魁星印）〈洛下書肆〉芸香堂繍梓（朱印「好氏」）」。元禄２年重陽日、宮川一翠子（題於三養軒）（刻印「道達」「三養軒印」）自序。本文最終丁裏に刊記「元禄三年庚午初春涓吉／書林　銭屋七郎兵衛／山形三郎右衛門／梓行」（或いは刊記入木か）。元禄２年仲秋桂盈後二日、滄海一粟子恭斎（含毫于敬義処）（刻印「子□父」「（八卦の兌卦）」）跋。
成立西暦	1690
成立推定
刷り書写の態様
内容	中世より近世前期の諸家による紀行文や紀行詩歌を集めた叢書。自序によれば、旅に生きた西行や宗祇のような人生が予の「志願」であるが、不可能なので、古人の遍歴を録した紀行若干篇を集めたもの。各巻の副題は巻１～４「東方紀行」、巻５「西南紀行」、巻６「北方紀行」。各巻の内容（☆印は漢文体）、巻１：築紫宗久「都の土産」（観応年間成、奥書「于時貞治六年春再披見之次而記之而已／〈後普光園摂政〉開路老槐在判」、２０丁半）、巻２：二条摂政良基「をしまのすさひ」（奥書「此さうしはをしまにて書たりしまゝなるあまりにいふはかりなきことゝもおほし歌なとひきなをすべしめいは内の御かたの御手なり／良基公御判」「依持足院法印〈権大僧都妙椿〉見索不省春蚓秋蛇之嘲終書功矣／右本者後普光園摂政殿述作也以彼真筆本〈将軍家御本〉臨写之校合之尤可謂証本者歟／文明第二暦蜡月上浣／左近衛権中将藤原朝臣判」、１６丁）、宗長「宗祇終焉記」（文亀２年成、奥書「此一巻は水本与五郎上洛せし時自然斎知音の人々京都にていかさまにもととはるゝ返事のためと書写者也」、巻末に尺宗長「七十九述懐歌」９首を付す、９丁）、巻３：仁和寺僧正尊海「あづまの道の記」（天文２年成、奥書なし、１１丁）、細川玄旨法印「東国陣道記」（奥書なし、７丁）、☆沢庵和尚「東関記」（寛永１２年成、奥書なし、和歌を交える、８丁半）、巻４本：称名院公條公「石山紀行」（天文２４年成、奥書なし、同行した宗養と紹巴の歌集を付す、７丁半）、☆沢庵和尚「石山紀行」（奥書「冥之書」、４丁半）、長頭丸「石山詣之記」（慶長１７年成、奥書なし、３丁）、☆那波道円「東山道紀行」（奥書「丙子（寛永１３年）春三月東山道紀行畢」、２丁半）、☆小出永菴立庭「江府紀行」（明暦３年成、奥書なし、５丁半）、巻４末：☆平岩氏仙桂「東行雑詩」（奥書「寛文第三癸卯十月日」、９丁）、☆平岩氏仙桂「江東吟藁」（寛文２年成、奥書なし、１３丁）、☆元政「遊醍醐寺詩并序」（奥書「寛文六年丙午八月望　霞谷山人元政艸」、２丁）、☆雲堂処士橘鼎撰「遊神明山記」（奥書なし、１丁）、☆菅玄同拝案「膳所紀行」（奥書なし、１丁）、巻５：☆梁南和尚「従尾州熱田迄藝陽広嶋路行之詩」（奥書なし、３丁）、☆石川左近山在「藝陽道行詩」（寛永元年成、奥書なし、羅山子道春と番昜土師氏玄同子の和韻詩を付す、４丁半）、☆尺五堂昌三「遊有馬温泉紀行」（奥書「寛永六己巳稔正月中旬滌毫於有馬旅館」、３丁）、☆医官法眼杏庵正意「遊有馬温泉記」（寛永４年成、奥書なし、５丁半）、☆活所「南行詩」（奥書なし、２丁）、☆大秀和尚「南行詩」（奥書なし、１丁）、☆藤昌琳「南州紀行」（奥書「寛文辛亥（１１年）秋九月穀旦」、４丁）、磐斎法師「芳野花見記」（慶安元年成、奥書「…難波のかたへ行はをの山の踏雪なり」、５丁）、水無瀬氏成卿「隠岐記」（奥書なし、２丁）、巻６本：☆平巌仙桂「渭北?藁」（寛文元年成、奥書なし、７丁半）、☆平巌仙桂「甲辰紀行」（寛文４年成、奥書なし、１１丁）、☆老儒臣和田宗允子成「丹後海陸巡遊日録」（延宝５年成、奥書なし、１１丁半）、巻６末：右京太夫「大原記」（奥書「右京大夫は夜鶴かきし宮内大夫伊行か女なるが建礼門院につかへ奉り平資盛にあひし人也高倉院の御時内裏にして女院と宮のならび給ふを見たてまつりて／春の花秋の月夜を同しおり見る心地する雲の上かな／とよめる人なり」、２丁）、小野山僧磐斎「大原紀行并序」（奥書なし、１３丁半）、☆宮河一翠子「次忘筌窩大原紀行詩韻」（奥書なし、磐斎の「大原紀行」和した詩集、４丁半）。
内容（カナ）
内容（ローマ字）
旧蔵印識語	第１冊に印記「我柳」（朱小長方印）。
備考	第１冊と第２～８冊との取合せ本。第１冊：濃縹色表紙。半丁９行（序は７行、目録は１０行）。柱刻「詞林序　○一（～四）」「詞林目録　○一（～四）」「都のつと　○一（～廿一）」。早印。第２～８冊：縹色表紙。書型やや小（22.4/16.1）。半丁１０行。柱刻「詞林巻二（～六）　○（丁数）」。刷りは並。第１冊と第２～８冊とは版式がやや異なる。○巻４と巻６は本末２分冊。○第４冊と第５冊の題簽が逆。○見返の洛下書肆芸香堂は銭屋梶川七郎兵衛。○序文末に「晨昏置坐右以為楽予之意聊与縮地聚景之術不得不均乎翫此書於窓間而景仰慕藺乎奇才逸士則当如得耳提面命於晤語焉聘情懐於遠邇以意行想像乎名区佳境則有由見山川渓谷於髣髴也雖不能身歴而足踏可以意知而已矣命名曰詞林意行集分東南西北以為六巻竊比六合者然矣」。跋文中に「…客有議曰凡紀行之作輿中就懶眠馬上続残夢悉是瞬息卒口之吟則寧有軽忽之譏歟余曰従日鍛月錬而有斧鑿之痕不如神速而実看作者之肺腑也何棄置之哉…」。
保存状況種別
保存状況程度
所蔵機関	西尾市岩瀬文庫
資料種別	文学　国文
大分類	和書
和分類	文学　国文　日記紀行？
漢分類
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言語	日本語
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内容年終
原本の所在・史料群	西尾市岩瀬文庫
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自治体史掲載
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