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函番号(資料番号) 152-191
旧書名 やけののきゝす
旧書名ヨミ
旧書名(ローマ字)
数量 1
単位
書名 やけののきゝす
書名ヨミ ヤケノノキギス
書名(ローマ字)
書名(欧文)
書名の備考 書名は内題による。後補書題簽「〈龍草盧遺稿〉/やけのゝきゝす」。
版写
特殊装丁
書型
存欠
原装・改装 改装
合冊
丁数 3
寸法 26.4/18.2
寸法(縦)
寸法(横)
材質
形態に関する注記
編著者 龍草盧(公美)
編著者ヨミ リュウソウロ
編著者(ローマ字)
成立 奥書「草盧龍公美記于霜か原雲居」。天明8年に著者は74歳(一説に75歳)。
成立西暦 1788
成立推定
刷り書写の態様 自筆稿本。
内容 天明8年正月晦日の京大火の騒動を綴った和文。人々の混乱や皇室公家の避難について主に記す。末尾に煙の下を逃惑う自身の体験と詩歌を付す。本文全文「あはれことし天明八ツの春むつきの日かすもきさらきにはひわたるはかりなるあかつき加茂河の東四条よりは南なる櫟のすしてふ小家かちなる所よりとみに火起りぬといふほとにそあれ折ふしはやちの風いとはけしういふきわたりて鳴とよみ炎はさなからあまきる雪のこととひかひ三まち五まちをこえてうつりもて行ほとに其間にある家々宮寺は見るかうちにけふりとたちのほることいくはくそや人々はうつゝ心にてにしひかしのわいためさへ覚えす足をそらにしてにけまとひあるはおやをすて子をうしなひあるは妻は夫にはなれ兄は弟をよはひなとめもあてられぬ事ともなりけらしとかくするひまに院の御所また閑院とのに火かゝりぬれはうへにも鳳輦をうなかされまつ鴨の下のやしろへ僥倖なしたりけれともこゝもなをほのほふきつけ火の子てふものあられにひとしけれはたゝちに正五位の森の御所へ入せ給ひこゝをしはしのかり宮となし奉りぬ院は青蓮院の宮へ御幸殿下はひかし山何かしの寺へときく其外月卿雲客若上達部なとは思ひ++にひかし山北山なとの寺々へ立しのはせ給へれはつねはさひしき僧房もとみに所せき人のすまゐとはなりぬさても此日いかなる日なれはかく九重の雲の上より玉しきの都のうち残りなく一時のけふりとなりはてしはいかな++かくつちの神の御祟にやとこよなうあやしうこそ思ひはげれむかし柏原のひしりの帝此たいらの都に宮居ましませしより後かゝるわさはひありしをきかす応仁宝永にやけしもこたひの火にくらふれは物かはとそ覚え侍れおきなもけふりの下をかなたこなたさまよひありきてせんすへもなみたなからに/春の日にやけ野ゝきゝすそれならてけふりにまとふ老か身そうき/また思ひかへして/恵あるきみか代なれは春のひにこの民草ももへわたるかな/火桜やけふりの柳こきませて春の色なき九重の空/同し比長楽寺のはなを見て/さはき立此うき世ともしら雲の峯のさくらそひとり春なる/からうたも/東門災厄及池鱗 宮闕作煙花作塵/応是皇天憎旧政 降斯凶虐革斯民」。
内容(カナ)
内容(ローマ字)
旧蔵印識語 印記「古巣園章」(朱白文方印)。表紙右上に朱書附箋「天明八年京都炎焼之記 龍衛門公美(キミ江)筆」。
備考 渋引き表紙、紙背に漢詩集の草稿及び、明治20年1月付、内務大臣伯爵山県有朋宛、出版願人〈滋賀県平民〉荒木四郎三郎(近江国伊香郡雨森村第廿九番地居住)が差出した回答書(昨年12月に出版願を出した『天川命神社伝記』1冊について、原稿を提出するよう通達された件)の反古あり。なお『近江国天川命神社社記』『天川命神社文書目録』『近江国天川命神社伝記』(152-156)参照。○左右双辺10行墨刷罫紙。本文墨付2丁半。○筆蹟サンプル画像へのリンクあり。
保存状況種別
保存状況程度
所蔵機関 西尾市岩瀬文庫
資料種別 歴史 日本史
大分類 和書
和分類 歴史 日本史 雑史 変災事件
漢分類
筆跡サンプル画像・全文テキスト 筆蹟サンプル画像へのリンクあり。
製作者等
製作者等読み
製作者等(ローマ字)
縮尺
言語 日本語
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主題
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主題(ローマ字)
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内容年
内容年終
原本の所在・史料群 西尾市岩瀬文庫
資料番号
文化財情報
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自治体史掲載
出版物・関連資料
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
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デジタル化の経緯に関する注記
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