函番号（資料番号）	寅-4
旧書名	陸奥国塩釜松島図
旧書名ヨミ
旧書名（ローマ字）
数量	2
単位	冊
書名	陸奥国塩竃松島図
書名ヨミ	ムツノクニシオガママツシマズ
書名（ローマ字）
書名（欧文）
書名の備考	原原題簽存（中央、梅鉢と流水をあしらった飾枠、朽葉色料紙、21.4/4.9）、下冊は外題右下に「〈附和歌〉」。内題なし。
版写	版
特殊装丁	折本
書型	特大（縦長）
存欠	全２冊
原装・改装	原装
合冊
丁数	32
寸法	29.5/16.4
寸法（縦）
寸法（横）
材質
形態に関する注記
編著者	佐久間容軒（洞巌）
編著者ヨミ	サクマヨウケン
編著者（ローマ字）
成立	題字「（刻印「生□一束」）大塊真箇乾坤／享保戊申（１３年）夏題／祐之（刻印「甘受和白受采」「松崎祐之」）」。序文末に「享保十三年冬至日／京師柳枝軒茨城方道謹記（朱白文方印「緑柳枝陰」）」。（上冊末）題字「（刻印「生□一束」）海内一箇蓬瀛／歳次戊申／享保夏至日蘭谷／祐之題（刻印「甘白」「梅処吏隠」）」。第２末、隅入り枠内に刊記「京都六角通御幸町西ヘ入　茨城多左衛門／江戸日本橋南壹町目　松葉清兵衛／同刻」。
成立西暦	1728
成立推定
刷り書写の態様	早印。
内容	陸奥塩竃と松島の地誌。上冊は塩竃より松島を描いた絵図。連続する８丁で刊行者による丹念な手彩色入り。島や入江、浦、社寺等、地名を詳の詳細な注記あり。塩竃図は「雲烟朧月」、松嶋図は「波浪茅店」の標題あり。下冊は地誌解説「塩竃名勝考」と「松嶋名勝考」。漢字かな交じり。前者の項目は塩竃神社、神竃祠、憩息石、神牛石、歩断橋、千家塩竃、笆籬嶋、鼻節神社、後者は松嶋、松嶋浦、松嶋橋、松嶋寺、幽篁浦、御嶋、頼賢碑名、落雁峯、朱鳥嶺、眺浪坂、八幡神祠、退漢松、鴎沙湾、五大尊堂、松嶋明神、皇都嶋、寒風潭、桂華嶋、松浦嶋、富有山、曝練洲。古歌を多く引く。記事は『風土記』『延喜式』『元亨釈書』『宗久紀行』『類聚国史』等を引用しつつ、口碑をも紹介する。記事の例、「退漢松（さいぎやうもどしのまつ）　眺浪坂の右にあり。所の人のいへるは。往昔西行法師の。鳥羽院の北面たる時。官女に密契す。官女人の浮名を恐れ。阿漕なりといふ。西行その意を得す。それより出家して。諸国に遍歴し。奥州に到る。一人の翁あり。牛をかふ。此牛草をかみてやます。翁叱りて阿漕なりといふを。あやしとおもひとひよるに。翁古歌を引ておしへけれは。西行恥て。退しより。其所の松を西行戻といふ。翁は則松嶋明神なりといふ〈案西行は。武勇の達人。歌林の堪能詞のために杳々の国まてたつねゆかんや。世のつねの人たに有まし。况や西行におゐてをや。奥州に往て松嶋にて。見仏に参会せるといふ事は見えたり。まことの郷談なるへし〉」。版元の柳枝軒序文中に「…幸に仙台城下容軒翁記する所の善本を丹州梅処先生に得たり容軒姓は源氏は佐久間字は子厳陸奥宮城の産是歳すてに七十有六…」とあり、仙台藩儒佐久間洞巌の著述を丹波篠山藩儒の松崎蘭谷より入手したもの。
内容（カナ）
内容（ローマ字）
旧蔵印識語
備考	白地表紙、蒲公英文（藍刷）。表紙の芯に杉の薄板あり。上冊は題字２丁・序１丁・絵図８丁・題字２丁、下冊は「塩竃名勝考」８丁・「松嶋名勝考」１１丁。記事は半丁１２行。○柳枝軒より逐次刊行された「扶桑名勝図」の第四書。「扶桑名勝図」は①正徳３年刊『和州芳野山景勝図』（寅－３）、②享保５年刊『安藝国厳嶌勝景図』（寅－２）、③享保１１年刊『丹後国天橋之図』（未－４７）、④享保１３年刊『陸奥国塩竃松島図』（寅－４）、及び⑤未刊に終った『平安城図』の五書。○佐久間洞巌は仙台藩儒。初め新田氏。名義和。字子厳。通称丁徳・彦四郎。別号容軒・太白散山人。狩野洞雲に画を、佐々木志頭麿に書を、遊佐木斎に儒学を学び、国史の編纂と校勘に携わる。新井白石・荻生徂徠・室鳩巣・田中桐江等と交遊。享保２１年２月１１日没８４歳。
保存状況種別
保存状況程度
所蔵機関	西尾市岩瀬文庫
資料種別	地理　日本地誌
大分類	和書
和分類	地理　日本地誌　遊覧遊歴　遊覧　案内記
漢分類
筆跡サンプル画像・全文テキスト
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言語	日本語
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内容年
内容年終
原本の所在・史料群	西尾市岩瀬文庫
資料番号
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自治体史掲載
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