昭和22年(1947)度

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49シーズン目

【協会】 秩父宮殿下、日本ラグビー協会総裁にご就任 9月に日本ラグビーフットボール協会は総裁に秩父宮殿下を推戴した。/九州ラグビー協会創立、西部協会は「関西協会」に改称 4月1日に九州ラグビー協会が西部協会から独立して発足した。これを機に西部協会は「関西協会」と改称した。/東京ラグビー場(現秩父宮)完成 港区青山に東京ラグビー場が完成した。11月22日に記念試合として明大OB対学生選抜、明大東大の2試合が行われた。
【大学】 関西学大、初の全国制覇 第19回東西大学王座決定戦は関西学大が26−12で明大を破り初の王座を獲得した。/関東は明大、関西は関西学大が優勝 第18回関東大学対抗戦は明大が6戦全勝で5年ぶり[昭和17年後期以来、昭和19−20年度の戦争による中断期間を含めず、以下同じ]7回目の優勝、第19回関西大学対抗戦は関西学大が3戦全勝で初優勝、新風を巻き起こした。
【地域】 三地域対抗戦始まる 九州協会の独立を機に、これまでの東西対抗を発展的に解消、戦時中に供出した秩父宮賜杯を新たにいただき、三地域対抗勝者の持ち回りにすることを決めた。第1回の三地域対抗は三すくみで優勝は預かりとなった。/第2回学生東西対抗は関西学生が18−14で関東学生を下した。
【その他】 高専は西南学院、中学は秋田工と函館市中が優勝を分ける 第20回全国高専大会は西南学院が11−9で函館水産を下し2年連続2回目の優勝を果たした。第27回全国中学大会は秋田工(7年ぶり3回目、中断期間を含めず)と函館市中(1回目)が6−6で引き分け、双方優勝となった。/国体は成年が福岡と秋田、少年は北海道が優勝 第2回石川国体は金沢市で行われ、成年の部は福岡県(門司鉄道局)と秋田県(新鉄土崎1))が8−8で優勝を分け、少年の部では北海道(函館市中)が大阪府(四条畷中)を12−0で破って優勝した。
1) 新潟鉄道局土崎工場は秋田県にある。