昭和41年(1966)1月15日 第3回日本選手権試合

花園ラグビー場

早大 12-9 八幡製鉄

美酒に酔いしれた思い出の夜

昭和40年(1965)度 第3回日本選手権
1966年1月15日 G:花園ラグビー場 R:丹羽 正 KO 14:00
早大 12 9 八幡製鉄
1 松元 秀雄(④日大鶴丘高) 6 6 1 吉村 靖俊(福岡工)
2 村山  繁(③成城高) 6 3 2 江藤 敏勝(福岡高)
3 平沢  尚(④荏原高) 3 村田 一男(福岡工)
C4 矢部 達三(④浦和高) 2 T 1 4 岡部 英一(明大)
5 赤司 知行(②西南学院) 0 G 0 5 寺井 敏雄(小倉工)
6 加藤  猛(④新潟商) 0 PG 1 6 北村 靖夫(嘉穂東高)
7 五十嵐 修(④西南学院) 0 DG 0 7 児玉 雅次(明大)
8 藤本(蒲原)忠正(③天理高) C8 植木 史朗(福岡高)
9 山田 建夫(③西南学院) 1 T 1 9 東  勝利(立大)
10 石井 教夫(④秋田工) 0 G 0 10 松岡 要三(明大)
11 吉田 博希(④筑紫丘高) 1 PG 0 11 滝口 東洋(常盤高)
12 犬伏 一誠(③天理商) 0 DG 0 12 北島 治彦(明大)
13 宮沢 隆雄(④早大学院) 13 伊野 三之(明大)
14 木村(田中)繁男(④石巻高) 9 11 14 山岡  久(立大)
15 山本  巌(①新田高) 15 北岡  進(早大)

 試合は一進一退の好試合だった。八幡は前半1分、中央ゴール前のPGを伊野が決めて先制する。13分、早大陣のスクラムから左へ展開、CTB伊野がうまく抜け、好フォローした北島が左中間にトライして6−0とリードした。早大は22分、八幡ゴール前のスクラムからWTB吉田が左スミにトライを返す。31分にはゴール前のルーズから⑥加藤が右ブラインドを突いて右中間にトライ、6−6と追いついた。八幡は後半19分、ゴール前スクラムで、早大石井のキックをチャージした滝口の好プレーから、FL植木が左中間に押さえてトライしたが、早大は22分、ラインアウトからFWのショートパスで突進、フォローした吉田が左スミにトライを返し、また同点に追いついた。そしてノーサイド寸前、左中間30メートルのPGを山本が決めて劇的な勝利を収めた。