国立競技場
○近鉄 33－13 早大●
早大炎の玉砕 近鉄7年ぶり日本一
| 1975年1月15日 G：国立競技場 R：池田正徳 KO 14:00 | ||||||
| 近畿日本鉄道 | 33 | － | 13 | 早大 | ||
| 1 | 吉井 隆憲(追手門学院) | 6 | 前 | 6 | 1 | 佐野 厚生(④宇都宮高) |
| 2 | 黒坂 敏夫(同大) | 27 | 後 | 7 | 2 | 末石 庸幸(③福岡高) |
| 3 | 原 進(東洋大) | 3 | 高橋 幸男(③報徳学園) | |||
| 4 | 小笠原 博(弘前実) | 0 | T | 0 | 4 | 中村 賢治(④岡崎高) |
| 5 | 首藤 幸一(北九州工専) | 0 | G | 0 | 5 | 横山 健二(④下田北高) |
| 6 | 下司 光男(志摩高) | 2 | PG | 2 | 6 | 佐藤 和吉(③久我山高) |
| 7 | 笠井 宏裕(和歌山工) | 0 | DG | 0 | C7 | 石塚 武生(④久我山高) |
| 8 | 吉野 一仁(大経大) | 8 | 山下 治(④日川高) | |||
| 9 | 今里 良三(中大) | 4 | T | 1 | 9 | 辰野 登志夫(②今宮高) |
| 10 | 上村 和弘(天理高) | 1 | G | 0 | 10 | 星野 繁一(②西京商) |
| 11 | 坂田 好弘(同大) | 3 | PG | 1 | 11 | 吉田 荘治(②早大学院) |
| 12 | 栗原 進(東洋大) | 0 | DG | 0 | 12 | 畠本 裕士(③大分舞鶴高) |
| 13 | 吉田 正雄(法大) | 13 | 南川 洋一郎(②福岡高) | |||
| 14 | 浜野 武史(関西学大) | 13 | 反 | 17 | 14 | 藤原 優(③日川高) |
| 15 | 越久 守(板野高) | 15 | 植山 信幸(④報徳学園) | |||
| 交代【早】久保田恭博(③函館北高)⑭ | ||||||
前半は2PGずつの6−6。後半1分、早大は近鉄のキックを取った山下がライン沿いに突進、フォローした植山が阿修羅のごとく右隅に飛び込み10−6とリードする。7分近鉄PGで10−9、9分に近鉄吉田が早大SO星野のパスをインターセプトして10−13と逆転。13分早大星野からCTB南川にパスすると見せてFB植山にパス［サインプレー・カンペイ］、さらに藤原がノーマークで快走、トライ確実と思われたが藤原が肉離れでばったり倒れて、早大の再逆転はならなかった。この後早大は15分にPGを返して13−13の同点に追いつくが、17分と28分、近鉄栗原がPGを決め13−19。競り合いはここまでだった。この後30分オープン攻撃で浜野、33分にはスクラムを押されて今里にもぐられ、39分には坂田と3つのトライを奪われて玉砕した。私はいまでも激闘を演じたこのメンバーを誇りに思っている。
近鉄は日本の名ウイング坂田好弘の引退に日本一の花を添えた。