平成6年(1994)1月15日 第31回日本選手権試合

写真 機関誌
国立競技場
神戸製鋼 33-19 明大
明大3度目の挑戦を退けV6
平成5年(1993)度 第31回日本選手権試合
1994年1月15日 G:国立競技場 R:斎藤直樹 KO 14:00
神戸製鋼3319明大
1兼平 盛輝(法大)13121南条 賢太(③大工大高)
2弘津 英司(同大)2072藤  高之(④大工大高)
3清水 秀司(明大)3亀田  滋(④久我山高)
4マーク・イーガン(オ大)2T24中谷  聡(④大工大高)
5大八木 淳史(同大)0G15赤塚  隆(②大工大高)
6武藤 規夫(同大)1PG06松本 幸雄(①函館大有斗)
7小村  淳(明大)0DG07天野 義久(③久我山高)
C8大西 一平(明大)8高橋 一聡(④久我山高)
9堀越 正巳(早大)3T19西田 英樹(③天理高)
10藪木 宏之(明大)1G110信野 將人(②久我山高)
11富岡 剛至(剛士)(青学大)1PG011谷口 明彦(③久我山高)
12平尾 誠二(同大)0DG0C12元木 由記雄(④大工大高)
13細川 隆弘(同大)13三輪 幸輔(①高鍋高)
14イアン・ウィリアムス(オ大)61514渡辺 大吾(③天理高)
15伊藤 紀晶(同大)15田島 賢一(④済々黌)
交代【神】綾城高志(同大)⑮ 【明】吉田光(②秋田工)⑪
函館大有斗=前函館有斗高

 社会人断然有利と予想されても国立競技場は満員の盛況。神鋼の人気と学生がどこまで頑張るかに期待されているからだ。その期待に明大は十分に応えた。トライ数5対3、明大は堂々たる戦いぶりで、日本選手権の意義を見直させてくれた。前半神鋼は8分にCTB平尾がマークを殺してWTBウィリアムスを走らせてトライ、18分富岡のPGで8−0と先行した。明大は奮起してFWがスクラム、ラインアウトに健闘してバックスを走らせ、31分FL天野からパスを受けたSH西田がトライ、34分には左オープンへの展開に右WTB渡辺がライン参加してトライ(ゴール)、12−8と逆転して観客を沸かせる。だが神鋼もすぐに反撃、LO大八木のトライで13−12と再逆転して前半終了。後半は神鋼が実力を発揮して22分SH堀越、32分ウィリアムス、35分FL武藤とトライを重ね、富岡剛のPGも加え、明大の反撃を40分のWTB吉田光のトライ一つに抑えて33−19で明大を振りきった。