平成7年(1995)1月15日 第32回日本選手権試合

写真 機関誌
国立競技場
神戸製鋼 102-14 大東大
神鋼102点の圧勝でV7釜石に並ぶ
平成6年(1994)度 第32回日本選手権試合
1995年1月15日 G:国立競技場 R:阿世賀敏幸 KO 14:00
神戸製鋼10214大東大
1中道 紀和(同大)4801菊地 祐介(③大東一高)
2弘津 英司(同大)54142甲斐 章人(④高鍋高)
3清水 秀司(明大)3遠藤  敦(④山形中央高)
4マーク・イーガン(オ大)7T04山崎  豪(④与野農工)
5大八木 淳史(同大)5G05沢口 高正(③常総学院)
6武藤 規夫(同大)1PG0C6井沢(中村)航(④相模台工)
7伊藤 剛臣(法大)0DG07青柳 勝彦(③大東一高)
C8大西 一平(明大)8田島 靖也(③御影高)
9堀越 正巳(早大)8T29金子 博也(③熊谷工)
10平尾 誠二(同大)7G210仲野 哲也(③東農大ニ高)
11増保 輝則(早大)0PG011大谷津 昌治(④作新学院)
12元木 由記雄(明大)0DG012酒井 宏之(④大東一高)
13吉田  明(京産大)13古川 秦士(④行田工)
14富岡 剛至(青学大)101714ロペティ・オト(③トンガ・カレッジ高)
15伊藤 紀晶(同大)15森岡 研吾(②大東一高)
交代【神】藪木宏之(明大)⑨、首藤悦郎(大商大)⑩、冨岡洋(明大)⑥

 すでにオールスターともいえる神鋼が、新人として元木(明大)、増保(早大)、伊藤(法大)吉田(京産大)らを加え、ジャパンと同格の豪華メンバーで大東大を蹂躙(じゅうりん)した。トライ数15対2というものすごさだ。大東大は大黒柱のラトウの負傷欠場が痛手で、攻撃を組み立てることができなかった。防御が甘く、タックルしても神鋼の攻撃を止めるのが精いっぱい、ボールを次々と生かされては大差もやむを得なかった。この一方的な結果に、改めて「これが日本最高の試合といえるのか」との非難が沸騰してきた。「日本ラグビー協会白井善三郎専務理事は15日、日本選手権の制度を見直す可能性を示唆した。白井専務理事はこの日の試合結果に『学生と社会人の間に力の差はあるが、100点は困る。日本選手権の意義を問われると思う』と話し、『23日に開かれる理事会で当然議題となるだろう。今後の検討課題の一つだと思う』との考えを示した」(朝日)。
 神戸を襲う阪神・淡路大震災はこの2日後に起こった。