平成17年(2005)2月27日 第42回日本選手権大会決勝

秩父宮ラグビー場

NECグリーンロケッツ 17-13 トヨタ自動車ヴェルブリッツ●

NECトヨタを破り2年ぶりの美酒

平成16年(2004)度 第42回日本選手権試合
2005年2月27日 G:秩父宮ラグビー場 R:下井眞介 KO 14:00
NECグリーンロケッツ 17 13 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
1 久富 雄一(関東学大) 7 6 1 高柳 健一(大体大)
2 網野 正大(関東学大) 10 7 2 高山 勝行(関東学大)
3 東  孝三(鹿児島情報工) 3 豊山 昌彦(大体大)
4 浅野 良太(法大) 1 T 0 4 菊谷  崇(大体大)
5 熊谷 皇紀(法大) 1 G 0 5 北川 俊澄(関東学大)
6 大東  毅(専大) 0 PG 2 6 アストン・クロフォード(拓大)
7 グレン・マーシュ(マヌレワ高) 0 DG 0 C7 菅原 大志(拓大)
C8 箕内 拓郎(関東学大) 8 フィロ・ティアティア(マッセイ大)
9 辻  高志(早大) 1 T 1 9 麻田 一平(法大)
10 岡野 清紀(専大) 1 G 1 10 廣瀬 佳司(京産大)
11 田中 誠士(大東大) 1 PG 0 11 水野 弘貴(関東学大)
12 向山 昌利(同大) 0 DG 0 12 難波 英樹(帝京大)
13 ジョージ・コニア(マッセイ大) 13 赤沼 源太(法大)
14 窪田 幸一郎(日大) 9 11 14 遠藤 幸佑(法大)
15 白濱 啓一(山梨学大) 15 久住 辰也(大体大)
交代【N】ヤコ・ファンテルヴェスハイゼン(ベン・フィルヨエン高)⑩、水田雄也(関東学大)⑬、石井武司(天理大)③、立川善能(近大)②、大東功一(東海大)⑪ 【ト】阿部亮太(立命大)⑥、セコベ・レアウェレ(ナボサセントラル高)⑪

 決勝戦はいつも見応えある試合になるが、この決勝戦も興奮させられた。トライ数ではNEC2(FL大東毅とマーシュ)対トヨタ1(FL菅原)とNECが上回ったが、トヨタの逆転に賭ける必死の攻撃も胸を打つものがあった。終了間際、トヨタNo8ティアティアが、NECのボールを奪い返そうとジャッカル[タックル後、ボールを奪うために相撲の仕切りの姿勢でボールに絡むプレー]、NECがたまらずノットリリースザボールの反則を犯した。そこからは死闘だった。トヨタの豊山、レアウェレ、廣瀬、ティアティア、遠藤らが縦、横、縦と突進する、タックルに飛び込み止めるNECの選手たち。一つのミスも許されない極限のプレーを守り抜きノーサイドの笛が鳴った。ラガーマンとして最高の喜びに拳を突き上げる選手たち。高岩監督、箕内主将、久富、浅野、辻、岡野、窪田、皆おめでとう。南ア代表のSOヤコの素晴らしいプレーは生涯忘れない。トヨタの諸君も素晴らしい試合をありがとう。