昭和51年(1976)度 第13回大学選手権決勝 | ||||||
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1977年1月3日 G:国立競技場 R:真下 昇 KO 14:00 | ||||||
早大 | 34 | - | 6 | 明大 | ||
1 | 井上 康(④久我山高) | 12 | 前 | 3 | 1 | 木村 和彦(①石巻工) |
2 | 橋本 裕幸(②早実高) | 22 | 後 | 3 | 2 | 菊地 桂吾郎(③盛岡工) |
3 | 篠森 健治(④天理高) | 3 | 中谷 昌紀(①天理高) | |||
4 | 橋本 裕一(④新宿高) | 1 | T | 0 | 4 | 村瀬 哲(③名古屋学院) |
5 | 吉田 達也(④大里高) | 1 | G | 0 | 5 | 瀬川 健三(①長崎西高) |
6 | 伊藤 隆(③石巻高) | 2 | PG | 1 | 6 | 高平 信也(③長崎南高) |
C7 | 豊山 京一(④福岡高) | 0 | DG | 0 | 7 | 吉野 徹(③目黒高) |
8 | 畠本 茂也(②大分舞鶴高) | C8 | 熊谷 直志(④黒沢尻工) | |||
9 | 松本 純也(③日川高) | 3 | T | 0 | 9 | 岡嶋 修一(②花園高) |
10 | 星野 繁一(④西京商) | 2 | G | 0 | 10 | 大平 次郎(④目黒高) |
11 | 吉田 荘治(④早大学院) | 2 | PG | 1 | 11 | 井川 芳行(④旭川工) |
12 | 広野 真一(②東淀川高) | 0 | DG | 0 | 12 | 大山 文雄(④報徳学園) |
13 | 神村 哲生(④大里高) | 13 | 福本 努(④新田高) | |||
14 | 岡本 満(③早大学院) | 11 | 反 | 11 | 14 | 山本 勉(④北見北斗高) |
15 | 渡部 隆巳(④早大学院) | 15 | 松尾 雄吾(④目黒高) | |||
前半6分、早大は岡本が早々とPGを決めて先行した。FW戦で圧倒的に優勢にたった早大は16分PGのあと、26分に中央付近のラックからFB渡部がブラインドをつき40メートルを独走してトライ(ゴール)。後半に入っても早大は星野のドロップキックでのPGをはじめ、渡部、豊山のトライなど、明大の甘いディフェンスをつぎつぎと突破、3T、2G、2PGを奪って明大を寄せつけなかった。
「『勝因の第一は勝利への執念というか、集中力だった』(大東監督)。ノーサイドの笛とともに、グラウンドでは大東監督、豊山主将らの体が何度も宙に舞い、勝利の歌『荒ぶる吹雪の逆巻くなかで』の大合唱が演じられ、スタンドの観衆は、盛んな手拍子でその健闘をたたえた。肩を組み、声を張り上げるワセダのフィフティーンたち。その顔は、いずれも汗とほこりにまみれていたが、そこには大きな目的をひたむきに達成した青年の香気が漂っていた」(東京、伊藤修)。