昭和63年(1988)1月10日 昭和62年(1987)度 第24回大学選手権決勝

国立競技場

早大 19-10 同大

早大11年ぶりの大学日本

昭和62年(1987)度 第24回大学選手権決勝
1988年1月10日 G:国立競技場 R:八木宏器 KO 14:00
早大 19 10 同大
C1 永田 隆憲(④筑紫高) 13 3 1 岡田  修(②茨田高)
2 森島 弘光(②日川高) 6 7 2 弘津 英司(②大工大高)
3 頓所 明彦(④巻高) 3 大村 賢次郎(④久我山高)
4 弘田 知己(④早実高) 2 T 0 4 部谷 隆典(③大東高)
5 篠原 太郎(③筑紫高) 1 G 0 5 阿部  浩(②高崎高)
6 神田 識二朗(④福岡高) 1 PG 1 6 中尾  晃(③天理高)
7 清田 真央(③神戸高) 0 DG 0 7 武藤 規夫(④延岡工)
8 清宮 克幸(②茨田高) 8 宮本 勝文(④大工大高)
9 堀越 正巳(①熊谷工) 1 T 1 9 漆崎 晃久(④天理高)
10 前田 夏洋(②修猷館高) 1 G 0 10 荒木 明廣(③天理高)
11 今泉  清(①大分舞鶴高) 0 PG 1 11 山川 載人(④天理高)
12 今駒 憲二(④生田高) 0 DG 0 12 小松 節夫(④天理高)
13 藤掛 三男(①佐野高) 13 山田 朋徳(④東山高)
14 桑島 靖明(④石神井高) 7 4 14 佐野  順(③横浜南高)
15 加藤 進一郎(④久我山高) 15 細川 隆弘(③伏見工)
交代【同】C村上博樹(④島本高)⑧

 早大は難敵の同大を、後半11分に細川が抜いて中尾が決めたトライと、2PGの10点に封じて、桑島の3トライを中心に19点を奪い11年ぶりに大学日本一に輝いた。優勝の功績は木本監督と永田、神田、今駒の3リーダーに負うところが大きい。早大はこの年に“タックルされるプレーヤーが相手に当たって沈み、サポートプレーヤーが相手に組んでいく”ラックの形を完成した。率先して身につけたのが、この年のリーダー永田、神田、今駒である。このプレーはその後清宮、小山、富野ら早大選手の基本として受け継がれてきている。早大が外国チームに好成績を上げているのは、このラックに負うところが大きい。後半30分13−10の局面で同大FWがゴール前でスクラムを押し込む、必死にこらえる早大。展開した同大のバックスに加藤、藤掛が猛烈なタックルを浴びせる。ピンチをしのいだ早大は、38分に3点の僅差から逃れる桑島の3つめのトライが生まれて逃げきった。