平成元年(1989)1月11日 昭和63年(1988)度 第25回大学選手権決勝

国立競技場

大東大 13-13 明大

(両校優勝、トライ数が多い大東大日本選手権出場)

激闘の結果は両校優勝

昭和63年(1988)度 第25回大学選手権決勝
1989年1月11日 G:国立競技場 R:八木宏器 KO 14:00
大東大 13 13 明大
1 加藤  仁(②大東一高) 7 7 1 佐藤 浩美(④秋田中央高)
2 平岡 正樹(③大東一高) 6 6 2 西原 在日(②大工大高)
3 小口 耕平(②大東一高) 3 須之内 浩司(④松山星陵高)
C4 日下 唯志(④八千代松陰) 1 T 1 4 越野 愉太(④報徳学園)
5 市川 雅一(②大東一高) 0 G 0 5 飛騨  誠(③大分水産)
6 須藤 幸治(④熊谷工) 1 PG 1 6 小村  淳(①函館有斗高)
7 小原 正史(②大東一高) 0 DG 0 7 尾上  研(④久我山高)
8 シナリ・ラトゥ(③トンガ・カレッジ高) 8 冨岡  洋(③東福岡高)
9 原口 幸弘(②熊谷工) 1 T 0 C9 安東 文明(④秋田工)
10 青木  忍(③大東一高) 1 G 0 10 加藤 尋久(③熊谷工)
11 ワテソニ・ナモア(③トンガ・アテレ高) 0 PG 2 11 吉田 義人(②秋田工)
12 鈴木  賢(③大東一高) 0 DG 0 12 中田 雄一(③本郷高)
13 落合  滋(③和光高) 13 一久保 考広(③北見北斗高)
14 高田 国芳(④大東一高) 16 9 14 竹ノ内 弘典(③報徳学園)
15 戸野部 晃典(③岐阜工) 15 高岩 映善(③作新学院)

 サンスポの私の観戦記から抜粋する。「前半28分明大のトライはスクラムから左右に揺さぶりをかけ、最後はドライビングモールで押し込むという、力の明大らしさが出た。しかし、この日の大東大はディフェンスがまとまり、明大の攻撃を最後まで良く食い止めた。これが最終的に両校のトライ数の差となって、大東大日本選手権出場切符を獲得することにつながった。とくに後半30分過ぎ、明大竹ノ内が右サイドを突っ走り、あと一歩でトライというところをラトウが阻止した。このプレーにラトウの優勝への執念を見た。大東大の2つのトライは、キックのあとのボールのバウンドが明暗を分けた格好だが、明大がボールの落下点でプレーしようとしたのに対し、大東大はバウンド後のカバーリングを欠かさなかった。いずれも80分間のほんの一瞬のできごとで、勝負のアヤといえるかもしれない」。