平成2年(1990)1月6日 平成1年(1989)度 第26回大学選手権決勝

国立競技場

早大 45-14 日体大

早大、記録破りの快勝

平成1年(1989)度 第26回大学選手権決勝
1990年1月6日 G:国立競技場 R:八木宏器 KO 14:00
早大 45 14 日体大
1 岩下 伸行(④丹羽高) 23 6 1 中洲 孝一(③広島工)
2 森島 弘光(④日川高) 22 8 2 當間  豊(④コザ高)
3 亀井 竜二(④早大学院) 3 小沢 克年(③日大藤沢高)
4 春日 康利(④大泉高) 4 T 1 4 富井 和也(③東山高)
5 後藤 禎和(④日比谷高) 2 G 1 C5 横田 典之(④熊谷工)
6 打矢 二郎(④早実高) 1 PG 0 6 広本 直史(②伏見工)
7 相良 南海夫(②早大学院) 0 DG 0 7 五十嵐 康雄(③目黒高)
C8 清宮 克幸(④茨田高) 8 鳥井  修(④久我山高)
9 堀越 正巳(③熊谷工) 3 T 2 9 駒井 正憲(④行田工)
10 前田 夏洋(④修猷館高) 2 G 0 10 薬師寺 大輔(②伏見工)
11 吉村  恒(④成城高) 2 PG 0 11 荒井  誠(④行田工)
12 吉雄  潤(②久我山高) 0 DG 0 12 高根沢 公一(②西陵商)
13 泥  成彌(④早大本庄) 13 真田 拓也(④目黒高)
14 郷田  正(③筑紫丘高) 9 7 14 尾関 弘樹(②関商工)
15 今泉  清(③大分舞鶴高) 15 福室 清美(④相模台工)
交代【日体】秋広秀一(②都城高)⑮

 早大はNZから招聘したグレアム・ヘンリー[現オールブラックス監督]から指導を受けたショートライン戦法[狭い近いラインで飛ばしパスを多用して外側の広いスペースを生かす攻撃法]からのキープ・ザ・ボール[ボールをキープし続ける意識の徹底]がおもしろいように成功して日体大を翻弄した。まさにこのシーズンの集大成と言っていい試合ぶりだった。早大のトライは郷田が3つ、堀越、後藤、打矢、清宮の計7つ、このうち4つのゴールを前田と今泉で決めた。その他にPG成功が3つの計45点。日体大のトライは薬師寺、尾関、小沢の3つ、うち1つゴール成功の計14点。アタックの継続プレーでは観客を魅了してくれた早大だが、ディフェンスにもろさが顔を出すところは修正されていない。

 26回を数える大学選手権決勝の記録としては最多得点、最多得点差、最多トライ数と記録づくしの早大の勝利となった。