昭和40年(1965)度 第18回社会人大会決勝

昭和41年(1966)1月8日 花園ラグビー場

八幡製鉄 8-3 近畿日本鉄道●

八幡、近鉄を倒して大会初の4連覇

昭和40年(1965)度 第18回社会人大会決勝
1966年1月8日 G:花園ラグビー場 R:宮崎俊行 KO 14:00
八幡製鉄 8 3 近畿日本鉄道
1 吉村 靖俊(福岡工) 5 0 1 川崎 守央(布施工)
2 江藤 敏勝(福岡高) 3 3 C2 中山(畠山)忠(秋田工)
3 小宮 東彦(福岡工) 3 神野  崇(関西大)
4 岡部 英二(明大) 1 T 0 4 中山  久(成蹊大)
5 寺井 敏雄(小倉工) 1 G 0 5 石塚 広治(同大)
6 北村 靖夫(嘉穂東高) 0 PG 0 6 中井 司郎(法大)
7 児玉 雅次(明大) 0 DG 0 7 河合 義信(目黒高)
C8 植木 史朗(福岡高) 8 佐々木 恭(日大)
9 東  勝利(立大) 1 T 0 9 大久保 吉則(法大)
10 松岡 要三(明大) 0 G 0 10 豊田 治郎(西南学大)
11 滝口 東洋(常盤高) 0 PG 0 11 坂田 好弘(同大)
12 北島 治彦(明大) 0 DG 1 12 松本 信一(布施工)
13 伊野 三之(明大) 13 片岡 幹郎(関西大)
14 山岡  久(立大) 7 12 14 田中 伸治(徳島城東高)
15 北岡  進(早大) 15 伊海田 誠男(日大)

 八幡は後に日本代表を支える192センチのロック寺井が加わった以外、不動の陣容で絶頂期にあった。日野自動車に30−0、三井精機に17−6(2PG)、中部自衛隊に23−0とノートライで決勝に進んできた。近鉄同大から石塚、坂田の両エースを加えて充実してきた。

 またも八幡・近鉄の対決に花園は沸いたが、結果は2トライをあげた八幡に一日の長があり、1DGに終わった近鉄を8−3で押しきった。八幡はまた相手をノートライに封じて優勝を果たしたのだ。前半15分、八幡はラックからブラインドのWTB滝口に回し、フォローした寺井が左隅にトライ、難しいゴールを伊野が決めて5−0とリードした。後半8分、八幡はラインアウトから左に回し滝口が左コーナーに飛び込んだ。後半18分、近鉄は豊田が見事なドロップゴールを決めたが、反撃もここまで。第3回日本選手権では早大がこの八幡を12−9で破って日本一になった。これはすごいことだ。