昭和47年(1972)度 第25回社会人大会決勝

昭和48年(1973)1月7日 秩父宮ラグビー場

リコー 29-3 三菱自工京都

リコー三菱自工京都に雪辱して初の単独優勝

昭和47年(1972)度 第25回社会人大会決勝
1973年1月7日 G:秩父宮ラグビー場 R:堤 和久 KO 14:30
リコー 29 3 三菱自工京都
1 佐藤 鉄三郎(法大) 10 3 1 高橋 鉄次(岐阜工)
2 後川 光夫(早大) 19 0 2 小川 正敏(羽咋工)
3 板垣 吉信(大東一高) 3 小林 奈奈雄(新潟工)
4 川崎  忠(日大) 1 T 0 4 田中  巧(中大)
5 寺元 敏雄(法大) 0 G 0 5 水口 忠久(報徳学園)
6 井澤 義明(早大) 2 PG 1 6 松岡  智(美馬商工)
7 内田 昌裕(中大) 0 DG 0 7 村上 純一(同大)
8 村田 義弘(中大) 8 中島 輝明(関西大)
9 田中 清司(日体大) 3 T 0 9 乾  敏男(御所工)
10 山本  巌(早大) 2 G 0 10 橋本 光夫(新潟工)
11 水谷  眞(法大) 1 PG 0 11 三木 孝文(貞光工)
12 藤田 康和(早大) 0 DG 0 12 横井  章(早大)
C13 伊藤 忠幸(法大) C13 杉山 洋一(盛岡工)
14 平木 明生(愛媛大) 9 14 14 松家 徳男(貞光工)
15 青木 孝也(日体大) 15 秋森 啓二(中大)

 スター軍団のリコーが、昨シーズンの教訓を生かして見事に力を出しきった。ほとんどの選手が日本代表クラスの精鋭を集めているリコーには、名前だけでは勝てないと批判の目が向けられていた。その悔しさを晴らして余りある見事な優勝だった。神戸製鋼に77−10、東洋工業を32−3、トヨタ自工を21−6と下し、決勝では三菱自工京都をノートライに封じて29−3と快勝した。

 前半はリコーがラックから右オープンに回してCTB伊藤忠幸がトライして4−0とリード、青木孝也の2PGを加えて三菱自工を秋森啓二の1PGだけに抑えて前半を10−3で折り返した。後半はリコーが一方的に攻めた。青木のPGにNo8村田義弘の2トライ、伊藤忠幸のトライとたたみかけて29−3で圧勝した。リコーは井澤義明、内田昌裕、村田義弘のFW第3列が、攻守に抜群の働きを見せて優勝に貢献した。