平成3年(1991)度 第44回社会人大会決勝

平成4年(1992)1月8日 花園ラグビー場

神戸製鋼 24-15 三洋電機

神鋼またも三洋の追撃を断って4連覇

平成3年(1991)度 第44回社会人大会決勝
1992年1月8日 G:花園ラグビー場 R:八木宏器 KO 14:00
神戸製鋼 24 15 三洋電機
1 福本 正幸(慶大) 18 3 1 田畑 欣也(釜石工)
2 弘津 英司(同大) 6 12 2 森川 進豪(同大)
3 山下 利幸(淀川工) 3 原田 克平(東洋大)
4 林  敏之(同大) 1 T 0 4 盛田 清人(大体大)
5 サイモン・ウェンズレー(オ大) 1 G 0 5 古賀 健一(淀川工)
6 武藤 規夫(同大) 4 PG 1 6 岩津 嘉志(大体大)
7 大八木 淳史(同大) 0 DG 0 7 宮本 勝文(同大)
C8 大西 一平(明大) 8 シナリ・ラトウ(大東大)
9 堀越 正巳(早大) 0 T 2 9 児玉 耕樹(同大)
10 藪木 宏之(明大) 0 G 2 10 大草 良広(法大)
11 冨岡  剛(青学大) 2 PG 0 11 ワテソニ・ナモア(大東大)
12 平尾 誠二(同大) 0 DG 0 12 内藤 美徳(作新学院)
13 細川 隆弘(同大) 13 日向野 武久(作新学院)
14 イアン・ウィリアムス(オ大) 3 13 14 新野  拓(熊谷工)
15 綾城 高志(同大) 15 藤田 信之(新田高)
交代【三】C飯島均(大東大)⑥

 前シーズンに続く神鋼、三洋の激突に花園は沸いた。三洋が昨年の無念を晴らそうと必死の戦いを挑んだことは当然であった。三洋にとって惜しまれるのは、その意気込みが空回りして痛い反則につながったことだ。神鋼は平尾からバトンを受けた大西一平新主将がFWをリードし、モール、ラックでしっかりバインドしたのに比べ、三洋は個々のプレーヤーが突っ込んではオフサイドやオーバーザトップの反則を犯した。トライ数は神鋼1に対して三洋2である。神鋼のトライは前半34分ゴール前のラインアウトからモールを押し込んだもの。三洋のトライは後半開始早々ラックの連取からWTB新野拓が決めたのと、31分ラトウのサイド攻撃から田端が右隅に飛び込んだもの(大草ゴール)。試合内容では互角以上に戦いながら、反則数13対3で神鋼細川に6PGの18点を許したのがあまりにも痛かった。