平成6年(1994)度 第47回社会人大会決勝

平成7年(1995)1月8日 秩父宮ラグビー場

神戸製鋼 37-14 東芝府中●

神鋼、ついに釜石に並ぶ7連覇の金字塔

平成6年(1994)度 第47回社会人大会決勝
1995年1月8日 G:秩父宮ラグビー場 R:斉藤直樹 KO 14:00
神戸製鋼 37 14 東芝府中
1 中道 紀和(同大) 17 7 1 反町 光一(大東大)
2 弘津 英司(同大) 20 7 2 薫田 真広(筑波大)
3 山下 利幸(淀川工) 3 中村 正人(筑波大)
4 マーク・イーガン(オ大) 2 T 1 4 グレイグ・フィルポット(カンタベリー大)
5 大八木 淳史(同大) 2 G 1 5 安田  桂(専大)
6 武藤 規夫(同大) 1 PG 0 6 釜沢  晋(大東大)
7 伊藤 剛臣(法大) 0 DG 0 7 市川 晴樹(日大)
C8 大西 一平(明大) 8 小野 真司(専大)
9 堀越 正巳(早大) 2 T 1 9 村田  亙(専大)
10 平尾 誠二(同大) 2 G 1 10 大鷲 紀幸(大東大)
11 増保 輝則(早大) 1 PG 0 11 ディーン・サドラー(北海道大)
12 元木 由記雄(明大) 1 DG 0 12 アンドリュー・マコーミック(クライストチャーチ高)
13 吉田  明(京産大) C13 落合  滋(大東大)
14 冨岡 剛至(青学大) 18 9 14 小山田 淳(男鹿工)
15 綾城 高志(同大) 15 松田  努(関東学大)
交代【神】藪木宏之(明大)⑨、伊藤紀晶(同大)⑮ 【東】島崎正吾(佐賀工)⑬、臼井章広(大東大)⑧、森田栄一郎(東洋大)⑭

 相馬御風作詞の早大の校歌に「集まり散じて人は代われど」という私の大好きな一節がある。この年、神鋼は中道紀和、増保輝則、元木由記雄、吉田明らの新鋭を加え、兼平、藪木、細川、ウィリアムスらと入れ替わった。それでもゆるぎない戦い方でⅤ7を達成した。勝ち続けるチーム、それこそがチャンピオンチームなのだ。前半19分、東芝がLOフィルポットのトライ(大鷲ゴール)で先行するが、神鋼は慌てず、30分武藤、33分平尾が中央にトライ、富岡が2つのゴールを決めて逆転、さらに富岡のPGを加えて17−7で折り返す。後半は4分富岡PG、6分吉田トライ(富岡ゴール)、15分平尾DGとたたみかけて30−7とリードを広げる。22分東芝馬場のトライ(大鷲ゴール)をものともせず、39分増保の中央トライ(富岡ゴール)で37−14と快勝した。神鋼は平尾がSOに戻ってゲームを自在に組み立て東芝をペースに乗せなかった。