テストNo.23 NZ大学選抜第2回来日第5戦

昭和42年(1967)3月12日 花園ラグビー場

日本代表 3-19 NZ大学選抜

NZUの壁厚し

No.40★23 NZ大学選抜第2回来日第5戦
1967年3月12日 G:花園ラグビー場 R:江田昌佑 KO 14:30
日本代表 3 19 NZ大学選抜
1 川崎 守央(近鉄) 0 11 1 ピーター・ヘイ
2 天明  徹(東京三洋) 3 8 2 ケン・グラント
3 神野  崇(近鉄) 3 ケリー・マクドナルド
4 堀越  慈(エーコン) 0 T 2 4 トニー・バンクス
5 鎌田 勝美(近鉄) 0 G 1 5 ジョン・シャーロック
6 山口 良治(岐阜教員) 0 PG 1 6 ネイル・カリモア
7 石塚 広治(近鉄) 0 DG 0 C7 ゲリー・ハーマソン
8 石田 元成(電電半田) 8 ロン・デクリーン
9 大久保 吉則(近鉄) 0 T 1 9 クリス・レイドロー
10 藤本 忠正(早大) 0 G 1 10 アール・カートン
11 坂田 好弘(近鉄) 1 PG 1 11 リー・コリンズ
12 横井  章(三菱京都) 0 DG 0 12 ジェラルド・ケンバー
C13 尾崎 真義(トヨタ) 13 ゲリー・ワインバーグ
14 伊藤 忠幸(リコー) 3 19 14 ドン・モンゴメリー
15 桂口  力(法大) 15 ミック・ウイリーメント
得点:PG桂口

 昭和40年(1965)7月20~24日、4泊5日で朝霞の自衛隊体育学校において、第1回日本代表候補選手の強化合宿が行われた。ラグビーの国際化に日本協会が本気になって取り組みだしたのである。ヘッドコーチ大西鐵之祐、コーチ北島忠治、川越藤一郎、和田政雄、岡仁詩、青井達也の指導の下に候補選手54名が代表の座を賭けて競い合った。3年続いた合宿の効果がこの試合で発揮された。

 NZUはレードロー、カートン、ケンバー、ウイリーメントら、いまもオールブラックスの名プレヤーとして語り継がれている選手たちが揃う、NZUの歴史上最強力チームだった。カリモアというスタミナの権化みたいなフランカーも素晴らしい活躍をした。9戦全勝で圧倒的な力を見せて帰国したが、NZUを3トライに封じたこの試合だけは、日本代表として恥ずかしくない試合であった。