昭和48年(1973)10月27日 ボルドー
フランス代表に大健闘
No.96★40 英仏遠征1973第11戦 | ||||||
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1973年10月27日 G:ボルドー R:M.Joseph(W) KO 15:00 | ||||||
日本代表 | 18 | - | 30 | フランス代表 | ||
1 | 原 進(近鉄) | 7 | 前 | 10 | 1 | ジャン・イラサバル |
2 | 大東 和美(住金和歌山) | 11 | 後 | 20 | 2 | ルネ・ベネシス |
3 | 下薗 征昭(八幡) | 3 | ジャック・ルージェリー | |||
4 | 小笠原 博(近鉄) | 1 | T | 2 | 4 | エリ・セステ |
5 | 寺井 敏雄(八幡) | 0 | G | 1 | 5 | ミシェル・サパ |
6 | 井澤 義明(リコー) | 1 | PG | 0 | 6 | ビクトル・ボフェリ |
7 | 吉田 純司(八幡) | 0 | DG | 0 | 7 | ジョン・クロード・スクレラ |
8 | 赤間 英夫(トヨタ) | 8 | オリビエ・セセ | |||
9 | 今里 良三(近鉄) | 2 | T | 4 | C9 | マックス・バロー |
10 | 井口 雅勝(栗田工業) | 0 | G | 2 | 10 | アンリ・カブロール |
11 | 坂田 好弘(近鉄) | 1 | PG | 0 | 11 | ルネ・セギエ |
C12 | 横井 章(三菱京都) | 0 | DG | 0 | 12 | ジル・デレイグ |
13 | 島崎 文治(東洋工業) | 13 | ジョー・マゾー | |||
14 | 伊藤 忠幸(リコー) | 10 | 反 | 16 | 14 | ローラン・ベールランヌ |
15 | 植山 信幸(早大) | 15 | ジョン・ミシェル・アギール | |||
得点:T大東、坂田、島崎、PG島崎、植山 | ||||||
5ヵ国対抗で最もスピーディなラグビーを展開する、フランスのシャンパンラグビーを見慣れたファンをも驚かせた、日本のランニングラグビーが高い評価を得た。前半、日本植山がPG成功、22分CTBベルグがトライ。36分ラインアウトから大東がトライ(7−4)。その直後ゴール前スクラムからNo8セセからSHバローでトライ(ゴール)を許し再逆転される(7−10)。後半、ベルトランヌがトライ(ゴール)。このあと日本は奮起してFB参加から坂田がトライ、ドリブルから島崎がトライと迫り5万の観衆が熱狂する(15−16)。だがその後セセ、スクレラ、アギールにトライを許し、島崎が1PGを加えたが18−30で敗れた。
「それにしてもこの試合は、本遠征中の最も印象的なテストマッチだったといえる。幾多の反省材料は残るとしても、フランス人にあたえた全日本の試合振りは、我々以上に強いイメージを彼らに与えたように思われる」(『機関誌』Vol.23-2号、大西鐵之祐)。