テストNo.41 NZ遠征1974第7戦

昭和49年(1974)5月12日 ダニーデン

日本代表 31-40 NZ大学選抜

日本代表あと一息 後半力尽きて惜敗

No.105★41 NZ遠征1974第7戦
1974年5月12日 G:ダニーデン R:D.H.ミラー KO時間不明
日本代表 31 40 NZ大学選抜
1 高田  司(トヨタ) 19 19 C1 H.サプスフォード
2 大東 和美(住金和歌山) 12 21 2 D.ハート
3 原   進(近鉄) 3 K.ランバート
4 小笠原 博(近鉄) 3 T 3 4 P.ロー
5 寺井 敏雄(八幡) 2 G 2 5 R.グリーン
6 井澤 義明(早大OB) 0 PG 1 6 P.エグルトン
7 石塚 武生(早大) 1 DG 0 7 R.スコット
8 村田 義弘(リコー) 8 S.ノーシー
9 今里 良三(近鉄) 3 T 3 9 D.マッキャロル
10 井口 雅勝(栗田工業) 0 G 3 10 R.ガード
11 有賀  健(リコー) 0 PG 1 11 D.フォクナー
C12 横井  章(三菱京都) 0 DG 0 12 C.ヘイグ
13 伊藤 忠幸(リコー) 13 R.ホーキンス
14 藤原  優(早大) 7 6 14 H.ブレアー
15 植山 信幸(早大) 15 K.フォーセット
得点:T伊藤2、井澤、石塚、村田、藤原、G植山2、DG井口

 前回の遠征でNZジュニアを倒した日本の戦いに注目が集まり、日本代表は各地で歓迎された。日本代表はまだ白星のないNZUをあわやというところまで追い込んだが、31−40で惜敗した。「全日本にとって、まったく惜しい試合だった。後半28分、全日本はラックから伊藤が突っ込み、フォローした井澤が右中間に飛び込んで31−28とリードした。小気味良い動きだった。ところが、このあと大学選抜は“伝家の宝刀”FW攻撃の威力を発揮した。30分、ラインアウトから左へ展開、フォークナーが抜けて中央にトライ、続いてブレアーが右タッチ沿いに好走した後、FWがボールをキープ。黒い渦巻きが全日本の赤と白のジャージィをはね飛ばしながら、一気にポスト下に突進スコットが決めた。大学選抜は全部のトライをFWの縦突進を足場にして挙げた。9点差をつけられた全日本は、この後有賀、藤原がゴールに迫ったが届かなかった。それにしても全日本はよく戦った」(共同)。