テストNo.49 ウエールズ代表第1回来日第4戦

English 写真 機関誌
昭和50年(1975)9月24日 国立競技場
日本代表 6-82 ウエールズ代表
ウエールズに記録的大敗
No.130★49 ウエールズ代表第1回来日第4戦
1975年9月24日 G:国立競技場 R:N.サンソン(E) KO 15:00
日本代表682ウエールズ代表
1高田  司(トヨタ)6351トニー・フォクナー
2黒坂 敏夫(近鉄)0472ボビー・ウインザー
3宮内 正幸(東京三洋)3グラハム・プライス
4小笠原 博(弘前クラブ)0T64バリー・グレッグ
5寺井 敏雄(八幡)0G45アラン・マーチン
6赤間 英夫(トヨタ)2PG16リー・コブナー
7石塚 武生(リコー)0DG07トレバー・エバンス
8小林 一郎(釜石)C8マービン・デービス
C9今里 良三(近鉄)0T89クライブ・シェル
10星野 繁一(早大)0G610フィル・ベネット
11有賀  健(リコー)0PG111J.J.ウイリアムズ
12田中 伸典(天理大)0DG012スティーブ・フェンウィック
13森  重隆(釜石)13レイ・グラベル
14藤原  優(早大)91814ジェラルド・デービス
15植山 信幸(横河)15J.P.R.ウィリアムズ
交代【日】上田昭夫(東京海上)⑨
得点:PG植山2

 大西鐵之祐前監督が『機関誌』Vol.25-2号に以下のように述べている。「10ゴール、4トライ[現在では14T、10G]2PG対2PG、82対6。この惨敗が現実の結果である。早近連合、日本Bが30点台であり、日本Bが1トライをとっているのに反し、日本が二試合とも完敗したことを考えると、かってオックスフォード、ケンブリッジ両大学が来日した頃の日本の試合振りを思い出さざるを得ないのである。我々はその頃の日本の敗戦の反省の上に立って、着々と前進してきたはずであった。現在の日本は20年前に逆戻りをしたのであろうか、私は決してそうは思わない。どこか歯車が狂っているのである。そこで先ず大敗原因をさぐって見よう」と次の5点を挙げた。①防御組織の不整備、②連続展開攻撃の忘却、③モール、ラックの完敗、④甘やかされた日本のバックス、⑤持久力の欠陥。“筋が通った指導方針を確立して、作り上げてきたものを壊さないでくれ”という大西さんの声が聞こえるようだ。