テストNo.64 ケンブリッジ大学第3回来日第5戦

English 写真 機関誌
昭和54年(1979)9月24日 国立競技場
日本代表 19-28 ケンブリッジ大学○
日本代表、遅すぎた反撃
No.162★64 ケンブリッジ大学第3回来日第5戦
1979年9月24日 G:国立競技場 R:野々村博 KO 14:30
日本代表1928ケンブリッジ大
1仲山  健(三菱京都)9191ハウ・スチーブンソン
2笹田  学(横河)1092ジェレミィ・グラント
3洞口 孝治(釜石)3フィリップ・ボールディング
4畠山  剛(釜石クラブ)0T24ニーゲル・ヒース
5袋館 龍太郎(東芝府中)0G15ポール・アクフォード
6豊山 京一(博報堂)3PG36バーニー・クラーク
7石塚 武生(リコー)0DG07クリストファー・オカラハン
8小林 一郎(釜石)8エディ・パトラー
9松本 純也(山梨教員)2T0C9ジョン・ロビー
10松尾 雄治(釜石)1G010ジェームズ・ソーントン
11戸嶋 秀夫(秋田市役所)0PG311ゴードン・ウッド
12南川 洋一郎(八幡)0DG012マソウ・フォッシュ
13矢島 鉄朗(トヨタ) 13ピーター・ウォーフィールド
C14森  重隆(釜石)121514マルカス・ローズ
15谷藤 尚之(釜石)15イアン・メトカーフ
交代【日】瀬川健三(三菱長崎)⑤、瀬下和夫(明大)⑤(瀬川と交代)
得点:T戸嶋2、G松尾、PG松尾3

 前半のケ大の2つのトライは、どちらも日本の守りのミスだった。16分、ケ大は中央のスクラムからCTBフォッシュが強引に内へ切れ込み、日本のタックルミスからトライ。2つめは35分、ゴール前で日本ボールのスクラムを取られ、SOソーントンにサイドを突かれたものだった。「後半のケ大は“勝ち”に出た。キックを多用して、常に敵陣で戦う安全策。そして思惑通りに3PGを奪い、33分には28−9とリードして勝負を決めた。日本が反撃したのはここから。バックスが思い切って当たり、よくフォローしたFWが連続してボールを取った。35分、ラインアウトから左へ回し、戸嶋がタックルをかわして左中間にトライ。38分にはラックをたて続けに取り、左へ回った森から南川、戸嶋と素晴らしいパスがつながり、戸嶋がノーマークでトライした。確かにファンを喜ばせたいい攻めっぷりだったが、いつものことながら反撃が遅すぎる」(読売、大塚博靖)。