テストNo.122 第14回アジア大会兼第3回RWC予選(マレーシア)決勝

平成6年(1994)10月29日 チェラス

日本代表 26-11 韓国代表

日本W杯切符、韓国に快勝

No.332★122 第14回アジア大会兼第3回RWC予選(マレーシア)決勝
1994年10月29日 G:チュラス(クアラルンプール) R:P.オブライエン(NZ) KO 17:45
日本代表 26 11 韓国代表
1 太田  治(NEC) 13 0 1 朴 星圭
C2 薫田 真広(東芝府中) 13 11 2 金 亨埃
3 田倉 政憲(三菱京都) 3 李 管熙
4 桜庭 吉彦(釜石) 1 T 0 4 姜 銅鎬
5 ブルース・ファーガソン(日野自動車) 1 G 0 5 金 広済
6 梶原 宏之(勝沼クラブ) 2 PG 0 6 曹 珍植
7 シナリ・ラトゥ(三洋電機) 0 DG 0 7 金 栄春
8 シオネ・ラトゥ(大東大) 8 李 根旭
9 堀越 正巳(神鋼) 1 T 1 9 盧 哲基
10 廣瀬 佳司(京産大) 1 G 0 10 宋 永寿
11 吉田 義人(伊勢丹) 2 PG 2 11 龍 煥明
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 趙 斗煥
13 武山 哲也(サントリー) 13 金 允基
14 増保 輝則(神鋼) 12 14 14 雀 彰烈
15 松田  努(東芝府中) 15 柳 正炫
交代【韓】孫在亨⑦キャプテン不明
得点:T吉田2、G廣瀬2、PG廣瀬4

 日本は第14回アジア大会兼W杯予選で、強敵韓国にトライ数2対1で競り勝ってW杯3大会連続の出場権を獲得した。小藪監督は「負けないという気力はたいしたものだった。これで本当にアジアのナンバー1になれた」と声を詰まらせた。FW、BK一体となった連続攻撃から、エース吉田が2トライをあげて気を吐いた。初キャップの廣瀬佳司が2G、4PGをあげて勝利に貢献した。「前半の終わりごろになって、両ラトウ、梶原らがよく動き、タテ突進からサイドへの攻撃パターンが決まりだした。この“タテ、タテ、ヨコ”は2月からずっと練習してきた攻撃で、特に後半にいろいろなフォーメーションが使えたのは、大きな収穫。まさに筋書き通りの試合運びだった。ひとつ心配だったのは、リードしたジャパンの気の緩みだったが、最後まで力を抜かずにやり切った。W杯での対戦は強敵ばかりだが、もう一度徹底して日本ラグビーを強化したい」(サンスポ、白井善三郎強化委員長)。