テストNo.128 第3回ラグビーワールドカップ(南アフリカ)第3戦

平成7年(1995)6月4日 ブルームフォンティン

日本代表 17-145 NZ代表

NZに最多失点記録で敗れる

No.341★128 第3回ラグビーワールドカップ(南アフリカ)第3戦
1995年6月4日 G:ブルームフォンティン R:G.ガディオビッチ(C) KO 15:00
日本代表 17 145 NZ代表
1 太田  治(NEC) 3 84 1 クレイグ・ダウド
C2 薫田 真広(東芝府中) 14 61 2 ノーム・ヒューイット
3 高橋 一彰(トヨタ) 3 リチャード・ロー
4 桜庭 吉彦(釜石) 0 T 12 4 ロビン・ブルック
5 ブルース・ファーガソン(日野自動車) 0 G 12 5 ブレア・ラーセン
6 梶原 宏之(勝沼クラブ) 1 PG 0 6 ケビン・シュラー
7 井沢  航(東京ガス) 0 DG 0 C7 ポール・ヘンダーソン
8 シナリ・ラトゥ(三洋電機) 8 ジンザン・ブルック
9 村田  亙(東芝府中) 2 T 9 9 アント・ストローン
10 廣瀬 佳司(京産大) 2 G 8 10 サイモン・カルハイン
11 吉田 義人(伊勢丹) 0 PG 0 11 エリック・ラッシュ
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 アラマ・イエレミア
13 吉田  明(神鋼) 13 マーク・エリス
14 ロペティ・オト(大東大) 1 16 14 ジェフ・ウィルソン
15 松田  努(東芝府中) 15 グレン・オズボーン
交代【日】赤塚隆(明大)⑧ 【NZ】J.ジョセフ⑤
得点:T梶原2、G廣瀬2、PG廣瀬

 NZに4−106という屈辱的な惨敗を喫した私には批評する資格はない。どう歯向かっても試合になる相手ではないことは承知していた。が、ラグビーW杯が続く限り、この記録は破られないだろうと思うと悲しい。幕内上位に進出した日本が、本場所で横綱に吹っ飛ばされて全敗した。強化が進んでいるどころか、後退したことを世界にさらけ出した日本は、十両からやり直すほかはない。

日本ニュージーランドに大会史上最多失点となる17−145の記録的な大差で惨敗した。これまでのW杯での最多失点は89失点。日本のテストマッチ史上でも1987年のNZ戦の4−106を上回る最多失点となった。NZは前半開始直後に、早速先制トライを奪うと、その後も日本の防御を軽々と突き破って数分おきにトライを重ね、カルハインが21本中はずしたのは1本だけというほぼ完ぺきなゴールキック。日本は後半、梶原が2トライを奪うのがやっとだった」(朝日、美土路昭一)。