平成8年(1996)7月6日 ボクサースタジアム
アメリカ戦史上最悪74失点
No.348★133 第1回パシフィック・リム選手権第5戦 | ||||||
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1996年7月6日 G:ボクサースタジアム R:I.バレンタイン(香) KO 16:00 | ||||||
日本代表 | 5 | - | 74 | アメリカ代表 | ||
1 | 中道 紀和(神鋼) | 5 | 前 | 17 | 1 | クリス・リパート |
2 | 坂田 正彰(サントリー) | 0 | 後 | 57 | 2 | トム・ビラップス |
3 | 浜辺 和(近鉄) | 3 | ビル・ルクラーク | |||
4 | 佐藤 憲治(近鉄) | 1 | T | 2 | 4 | ルーク・グロス |
5 | デビッド・ビックル(神鋼) | 0 | G | 2 | 5 | アレク・パーカー |
6 | 梶原 宏之(勝沼クラブ) | 0 | PG | 1 | C6 | ダン・ライル |
7 | ブルース・ファーガソン(日野自動車) | 0 | DG | 0 | 7 | リチャード・タルディス |
8 | 伊藤 剛臣(神鋼) | 8 | ロブ・ラムコン | |||
9 | 村田 亙(東芝府中) | 0 | T | 9 | 9 | アンドレ・バショレ |
10 | 廣瀬 佳司(トヨタ) | 0 | G | 6 | 10 | マット・アレクサンダー |
11 | 増保 輝則(神鋼) | 0 | PG | 0 | 11 | マラカイ・ディライ |
C12 | 元木 由記雄(神鋼) | 0 | DG | 0 | 12 | マーク・シャレンパーグ |
13 | 吉田 明(神鋼) | 13 | レイ・グリーン | |||
14 | 松田 努(東芝府中) | 10 | 反 | 10 | 14 | バエア・アニトーニ |
15 | 八ッ橋 修身(天理大) | 15 | マイカ・シカ | |||
交代【日】永友洋司(サントリー)⑩、井沢航(東京ガス)⑤ 【ア】R.ランデル⑦、E.シュラム⑬、R.リーナー① | ||||||
得点:T永友 |
ホームで初勝利をあげたアメリカ戦で、こんな惨敗を喫するとは信じられない思いである。アメリカが負けた悔しさをこの試合にぶつけてくることは予期されていた。アウェーでコンディションづくりに失敗したとしても、11トライ取られたのでは話にならない。
悲しいかな、またしても日本ラグビーが、海外一流チームと互角に戦う力がないことを実感させられた。出来、不出来の差が大きく、悪いときには踏みとどまれずに壊滅する。
もう一段ステップアップするためには、①基礎体力の一割アップ、②連続攻撃計画の統一と徹底、③防御システムの確立と習得、④ミスをなくす集中力、などなどが必要であり、メンバーを固定して、まずパシフィック・リムで優勝できるチームを目標として、段階的に上を目指すしかない。これは批判でなく強化の一翼を担ってきたものとしての自戒の思いである。