テストNo.136 第2回パシフィック・リム選手権第1戦

平成9年(1997)5月3日 香港アバディーン

日本代表 20-42 香港代表

平尾ジャパン黒星発信

No.353★136 第2回パシフィック・リム選手権第1戦
1997年5月3日 G:香港アバデイーン R:D.リオダン(米) KO 16:30
日本代表 20 42 香港代表
1 溝辺 圭司(東芝府中) 15 10 1 ディーン・ハルウィニ
2 薫田 真広(東芝府中) 5 32 2 アラン・クラーク
3 浜辺  和(近鉄) 3 デビッド・ルイス
4 イシケリ・バシャロ(トヨタ) 2 T 1 C4 ロジャー・パターソン
5 田沼 広之(リコー) 1 G 1 5 スチュアート・クローン
6 中村  航(東京ガス) 1 PG 1 6 ジョン・ディングズリー
7 伊藤 剛臣(神鋼) 0 DG 0 7 ポール・ディングリー
8 ロバート・ゴードン(東芝府中) 8 デュアン・デービス
9 永友 洋司(サントリー) 1 T 4 9 ワレン・ワーナー
10 岩渕 健輔(青学大) 0 G 3 10 ナイジェル・.デイカー
11 パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) 0 PG 2 11 ルーク・ナバロ
C12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 ウィレム・モーンセル
13 アンドリュー・マコーミック(東芝府中) 13 リアス・フレデリクス
14 大畑 大介(京産大) 8 10 14 クリス・ゴードン
15 和田 賢一(東芝府中) 15 ボーン・ゴーイング
交代【日】増保輝則(神鋼)⑪、小山田淳(東芝府中)⑬ 【香】C.マレーニ⑩、N.マッカーシー⑧、B.エドワーズ⑥、イシ・ツイバイ⑪
得点:T和田、ツイドラキ、増保、G永友、PG永友

 日本代表監督に平尾誠二が就任、第4回W杯に向けて新しいスタートを切ったが、香港に逆転負けを喫する船出となった。私もかつて同じミスを犯したので責められないが、メンバーを大幅に入れ替えたのが敗因ではなかったか。外国ではメンバーのキャップ数を見てベテランか若手の編成かを見極める。本書ではフィフティーンのキャップ数を記し参考に供した(キャップ試合一覧表参照)。前の韓国戦テストがキャップ150であったのに比べ、この日のメンバーは90である。溝辺、バシャロ、ゴードン、岩渕、ツイドラキ、和田の6人が初キャップ、田沼、大畑が2キャップ目である。力がある選手を起用するのだから問題はないが、苦戦したときチームプレーに支障をきたすことが多い。ベストメンバーを軸に、力が落ちた選手を3人ぐらい入れ替えながらチームを強化していくことが、テストマッチに臨む原則である。トライ数3対5の敗戦は残念でならない。