テストNo.138 第2回パシフィック・リム選手権第3戦

平成9年(1997)5月25日 花園ラグビー場

日本代表 12-20 アメリカ代表

米国に逆転負け

No.355★138 第2回パシフィック・リム選手権第3戦
1997年5月25日 G:花園ラグビー場 R:R.ミッチェル(香) KO 14:00
日本代表 12 20 アメリカ代表
1 浜辺  和(近鉄) 12 5 1 クリス・リパート
2 坂田 正彰(サントリー) 0 15 2 ショーン・アレン
3 高橋 一彰(トヨタ) 3 マイク・スタナウェイ
4 イシケリ・バシャロ(トヨタ) 2 T 1 4 クリフ・ヴォーグル
5 田沼 広之(リコー) 1 G 0 5 ルーク・グロス
6 中村  航(東京ガス) 0 PG 0 6 ジョン・ホルツマン
7 伊藤 剛臣(神鋼) 0 DG 0 7 ジェイ・ウィルカーソン
8 ロバート・ゴードン(東芝府中) C8 ダン・ライル
9 村田  亙(東芝府中) 0 T 2 9 アンドレ・バシェレ
10 岩渕 健輔(青学大) 0 G 1 10 マット・アレクサンダー
11 大畑 大介(京産大) 0 PG 1 11 チップ・カーティス
C12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 マーク・シャレンパーグ
13 アンドリュー・マコーミック(東芝府中) 13 トマシ・タカウ
14 増保 輝則(神鋼) 8 10 14 ジュアン・グロブラー
15 今泉  清(サントリー) 15 カート・シューマン
交代【日】和田賢一(東芝府中)⑪、吉田明(神鋼)⑩、薫田真広(東芝府中)② 【ア】R.レーナー①
得点:T岩渕、今泉、G村田

 前週1点差でカナダに競り勝った日本代表が、アメリカに悔しい逆転負けを喫した。パシフィック・リム選手権では各国の力が接近しているので、勝敗を分けるポイントは集中力である。力が接近していれば、チャンスもありピンチもある。チャンスをものにして、ピンチを未然に防ぐ。惜しい敗戦だが、私はトライ数1対2の試合に納得している。

「12−8と4点リードで迎えた後半27分、中央スクラムからだった。SH村田がボールを投げ入れた瞬間、これまで2敗と“手負い”の米国FWが渾身のプッシュ。ボールを奪取すると、SHバシェレがサイドを突き、SOアレクサンダーとのワンツーパスで一気にゴールを陥れた。前半を7点リードで折り返しながら、後半0点。平尾監督は『簡単にゲインラインを切られてしまった。ああなると、次のボールを獲得するのは極めて難しい。これも実力』と振り返る(後略)」(サンスポ、吉田宏)。