テストNo.139 第2回パシフィック・リム選手権第4戦

平成9年(1997)6月7日 ボクサースタジアム

日本代表 29-51 アメリカ代表

またもアメリカに敗れる

No.356★139 第2回パシフィック・リム選手権第4戦
1997年6月7日 G:ボクサースタジアム R:D.スチィール(C) KO 13:00
日本代表 29 51 アメリカ代表
1 浜辺  和(近鉄) 22 22 1 クリス・リパート
2 薫田 真広(東芝府中) 7 29 2 ショーン・アレン
3 小口 耕平(リコー) 3 ビル・ルクラーク
4 桜庭 吉彦(釜石) 3 T 4 4 クリフ・ヴォーグル
5 田沼 広之(リコー) 2 G 1 5 ルーク・グロス
6 中村  航(東京ガス) 1 PG 0 6 ジェイ・ウィルカーソン
7 伊藤 剛臣(神鋼) 0 DG 0 7 マイケル・マクロウド
8 ロバート・ゴードン(東芝府中) C8 ダン・ライル
9 村田  亙(東芝府中) 1 T 5 9 アンドレ・バシェレ
10 岩渕 健輔(青学大) 1 G 2 10 マット・アレクサンダー
11 和田 賢一(東芝府中) 0 PG 0 11 ブライアン・ハイタワー
C12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 マーク・シャレンパーグ
13 アンドリュー・マコーミック(東芝府中) 13 ジュアン・グロブラー
14 小山田 淳(東芝府中) 13 15 14 バエア・アニトーニ
15 今泉  清(サントリー) 15 マイカ・シカ
交代【日】小泉和也(神鋼)⑦、イシケリ・バシャロ(トヨタ)④、坂田正彰(サントリー)⑧ 【ア】R.レーナー③、K.シューマン⑬、J.ウォーカー⑥  退場=田沼
得点:Tゴードン、村田、今泉、坂田、G村田3、PG村田

 日本は米国を苦手としている。力は互角に近いと思うのだが、パワフルなプレーに圧倒されて腰が引けてしまうのか、どうしても勝てない。1985年に初対戦で15−16で敗れて以来、1勝1分7敗である。前年度に5−74で大敗しているのを除けば、スコアはいずれも接戦だが負けが続いている。このあたりは日本が国際舞台で競り負ける弱さを感じるところだ。

 この試合でも前半は22−22と同点で折り返しながら、後半に崩されて5トライを奪われた。後半18分にLOの田沼がスタンピング[故意に相手を踏みつけること]の反則で退場させられたことも影響して、最後の10分に3トライを許して敗れたのだが、せめぎ合いを我慢しきれないところに日本の弱さが現れている。元木主将はサンスポに「前半も内容的には押されていた。米国バックスが展開してきたことに対応できなかった」と語っている。