平成10年(1998)6月13日 ボクサースタジアム
アメリカに逆転勝ち、廣瀬が劇的トライ
No.363★146 第3回パシフィック・リム選手権第5戦 | ||||||
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1998年6月13日 G:ボクサースタジアム R:D.スティール(C) KO 13:00 | ||||||
日本代表 | 25 | - | 21 | アメリカ代表 | ||
1 | 長谷川 慎(サントリー) | 6 | 前 | 13 | 1 | クリス・リパート |
C2 | 薫田 真広(東芝府中) | 19 | 後 | 8 | C2 | トム・ビラップス |
3 | 中村 直人(サントリー) | 3 | ジョージ・サッチャー | |||
4 | 桜庭 吉彦(釜石) | 0 | T | 1 | 4 | ルーク・グロス |
5 | 田沼 広之(リコー) | 0 | G | 1 | 5 | デイブ・ホッジス |
6 | ロバート・ゴードン(東芝府中) | 2 | PG | 2 | 6 | アレク・パーカー |
7 | グレッグ・スミス(豊田自動織機) | 0 | DG | 0 | 7 | タシ・モンガ |
8 | ロス・トンプソン(NEC) | 8 | ロブ・ラムコン | |||
9 | 村田 亙(東芝府中) | 3 | T | 1 | 9 | アンドレ・バショレ |
10 | スティファン・ミルン(鐘淵化学) | 2 | G | 0 | 10 | バエア・アニトーニ |
11 | パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) | 0 | PG | 1 | 11 | ジェイソン・レイベン |
12 | 元木 由記雄(神鋼) | 0 | DG | 0 | 12 | トマシ・タカウ |
13 | 八ッ橋 修身(神鋼) | 13 | ティニ・サウララ | |||
14 | 増保 輝則(神鋼) | 34 | 反 | 17 | 14 | C.D.ラボンティー |
15 | 松田 努(東芝府中) | 15 | ダン・ケネディ | |||
交代【日】伊藤剛臣(神鋼)⑦、廣瀬佳司(トヨタ)⑩ 【ア】B.フロー①、J.ウォーカー④、K.シューマン⑬ シンビン=トンプソン、元木(日) | ||||||
得点:Tトンプソン、ツイドラキ、廣瀬、Gミルン、廣瀬、PGミルン2 |
日本が敵地で米国を2トライに抑え、3トライを奪って会心の勝利を収めた。
後半26分に連続攻撃からツイドラキがトライして18−18の同点に追いつく。37分に米国にPGを許し18−21と暗雲が漂う。39分、日本はスクラムから左へ展開して廣瀬が抜いて劇的なトライ(ゴール)をあげ、大会2勝目を奪い取った。
「パシフィック・リム選手権が始まって以来、大敗の屈辱をかみしめ続けた“鬼門”のサンフランシスコに、ジャパンの雄たけびが挙がった。34を数えた反則数、ミスを多発した前半の戦いぶり、さらにインジュアリータイムに米国に猛攻撃を許した試合運びのまずさなど、内容的には、もう一つだったが、それを耐えて勝ったところに意義がある。『こういうバタバタした試合に勝てるしぶとさが出てきた。チームがたくましくなっていると思う』と、平尾監督は選手の成長をたたえた(後略)」(サンスポ、サンフランシスコ=永田洋光)。