テストNo.190 第5回ラグビーワールドカップ(豪州)第2戦

平成15年(2003)10月18日 タウンズビル

日本代表 29-51 フランス代表

日本、善戦及ばず

No.421★190 第5回ラグビーワールドカップ(豪州)第2戦
2003年10月18日 G:タウンズビル R:アラン・ルイズ(I) KO 19:06
日本代表 29 51 フランス代表
1 長谷川 慎(サントリー) 16 20 1 オリビエ・ミルー
2 坂田 正彰(サントリー) 13 31 2 ヤニック・ブリュ
3 山村  亮(関東学大) 3 パティスト・ブスク
4 田沼 広之(リコー) 1 T 2 4 ファビアン・ブルース
5 アダム・パーカー(東芝府中) 1 G 2 5 オリビェ・ブルゼ
6 大久保 直弥(サントリー) 3 PG 2 6 セルジュ・ベッツェン
C7 箕内 拓郎(NEC) 0 DG 0 7 オリビエ・マーニュ
8 伊藤 剛臣(神鋼) 8 クリスチャン・ラビ
9 苑田 右二(神鋼) 1 T 4 C9 ファビアン・ガルツィエ
10 アンドリュー・ミラー(神鋼) 1 G 4 10 フレディリック・ミシャラク
11 小野澤 宏時(サントリー) 2 PG 1 11 クリストフ・ドミニシ
12 難波 英樹(トヨタ) 0 DG 0 12 ダミアン・ドライュ
13 ジョージ・コニア(NEC) 13 トニー・マーシュ
14 大畑 大介(神鋼) 13 9 14 オレリアン・ルージェリ
15 栗原  徹(サントリー) 15 クレアン・パアトルノ
交代【日】久保晃一(ヤマハ)④、浅野良太(NEC)⑥ 【フ】J.クランカ①、R.イバニエス③、D.オラドゥー④、G.メルスロン⑩
得点:Tコニア、大畑、G栗原2、PG栗原5

 日本は第2戦でも強豪フランスに一歩も引かない健闘を見せた。この試合で見せたSOミラーのゲームリード力はW杯でも一級品だった。ミラーの自在なゲームの組み立てにFWが健闘してボールを取り、コニア、大畑の二つの見事なトライを引き出し、栗原も5PGを確実に決めてフランスを追いつめた。「後半5分、栗原が左中間40メートルのPGを決めて19−20。世界ランク5位の強国に日本は1点差に迫った。番狂わせの気配にどよめくスタンド。『フランスに勝ったら優勝候補になるんだろうか』。スコアボードを確認しながら、向井監督は思ったという。『敵陣に入ったら、確実に得点を取って帰ってくる』(向井監督)ことを前半に確実にできたことが善戦の第一の理由だ。ボールキープでフランスに圧倒されながら、積極的にPGを狙ったことで点差が広がらなかった。日本の矜持とも言えるスピードに乗ったバックス展開は、ラグビー大国のファンの心をつかんだ(後略)」(毎日、田内隆弘)。